かっこうのつれづれ

麗夢同盟橿原支部の日記。日々の雑事や思いを並べる極私的テキスト

フェニックスは任務完了、かぐやはまだまだ任務続行、なのだそうです。

2008-11-12 22:41:05 | Weblog
 朝は相変わらず寒いですが、昼間は少し日も差して、暖かさが戻ってきた感がありました。明日の昼間はまた更に気温も上がり、過ごしやすい日になることでしょう。これからは冬に向けて一進一退しつつだんだんと寒くなるわけですが、なるべくならゆっくりと少しずつ寒くなって、いつの間にか冬になってしまったな、というような感じで季節が変わってくれるとうれしいと思います。

 さて、今日は空気の加減かやたらとお月様が美しく見えたような気がいたしますが、10日にNASAが発表したところによると、火星では探査機のフェニックスがついに活動を停止したのだそうです。当初計画の3ヶ月を大幅に超えて数多のデータを収集した活躍は、長く語り継がれることでしょう。特に水の存在を発見したことや、生物の存在を期待させるようなデータを送ってきたことは、今後の火星探査、ひいては宇宙開発に対する夢と期待を大きくしてくれました。私が死ぬまでに、民間人も気軽に出入りできる宇宙ステーションやスペースコロニー、月面都市などが日の目を見ることは到底無理なのかもしれませんが、せめて次の世代には人類も地球以外の場所に、生活圏を広げて欲しいものと思います。そういえばこの間、月のクレーター奥部の日が差さない部分に氷はなさそうだ、という映像データを披露した月周回衛星かぐやはその後どうしたのだろう、と思い、JAXAのかぐやのページhttp://www.selene.jaxa.jp/を観にいきましたら、なんと、11月5日付で定常運用なるミッションが終了した、との報告が。まさかフェニックスと同じく寿命でも尽きたのか、と早合点して更に読み進んでみましたら、これから後期運用が始まるということでした。これまでは月面高度100kmを周回していたのを更に下げて、色々調査を続行するのだそうで、その中には、放射線ダメージが少なくて済んでいるハイビジョンカメラによるより詳細な映像の収集も含まれているとのことですから、また目の覚めるような美しい月の姿が違った角度や精度で見られることでしょう。後期は今までの機器不調で観測できなかったデータなどもできるだけ採取するよう努めるそうですから、これまで以上に新たな発見も出てくるかもしれないですね。
 全く持って月並みな感想ではありますが、やっぱり宇宙というのはいいなあ、と素直に言いたくなるものがあります。

コメント
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