かっこうのつれづれ

麗夢同盟橿原支部の日記。日々の雑事や思いを並べる極私的テキスト

ついに、花粉症を克服できるかもしれない治療法が開発された?!

2008-11-11 22:53:34 | Weblog
 今日仕事から帰ってきましたら、アマゾンからのメール便が既に届いておりました。
 昨日のメールでは、到着予定は2日後の明日じゃなかったっけ? と思いましたが、考えてみると今日日宅配便は、国内は大体翌日配達ですし、うちがイカに田舎とはいえ辺鄙というわけでもない場所ですので、どこから送ってくるにせよ、そう時間がかかるとも思えないのです。まあ何はともあれ無事届いたのですから、色々あったことは脇においておいて、早速中身を楽しませてもらいましたとさ。

 さて、来春の花粉は一段と多いかも、という今から気分も暗くなるような話がニュースになっておりましたが、今日は少し明るさを増す話が新聞に載っておりました。何でもスイス・チューリヒ大学病院をはじめとする研究グループが、通常3年がかりの減感作療法を、わずか3ヶ月で達成する方法を編み出したのだとか。しかも、普通の減感作療法と違い、じんましんやぜんそくなどの副作用も少なく、効果の持続性も少なくとも3年はある、という画期的な結果です。これまでと違う点は、従来の減感作療法がアレルゲンである花粉のたんぱく質を薄めて皮下注射していたのに対し、スイスの方法は、同じものを太ももの付け根にあるリンパ節へ直接注射するという方法です。リンパ節は体内の免疫反応を司る器官ですが、従来の皮下注射では、注射した成分のごく一部しかリンパ節に到達していない、という研究結果があり、それならと、直接リンパ節への注入を思いついたのだそうです。そのなんとも直線的な発想が実に素晴らしいですが、更に良いのは、3ヶ月といっても、実質は1ヶ月に一度注射をするだけという点です。これはとんでもなくお手軽な方法であり、是非わが国でも臨床試験を早々に実施してその有効性を確認し、私を含めた全国の花粉症患者に適応する方策を、厚生労働省と林野庁は早急に立てるべきでしょう。いい加減、スギ花粉に翻弄されるのもばかばかしいし、いくら優秀な花粉症薬が出たとしても、所詮は対症療法に過ぎないし、副作用や肝臓などへの負担を考えると、いつまでも飲み続けるわけにも行きません。花粉が飛んでいても平気でいられるようになれば、暑苦しいマスクからも開放されますし、頭を重く、時に痛くもする鼻炎も起こりにくくなります。花粉症により、GDPが0.6%減少するとか、1月から3月の個人消費が7000億円減少する、とか、治療に要する医療費が3000億円かかっている、とか、それ以外の労働生産性への影響とか何とか足しこんでいったらとんでもない損失が花粉一つで生じていることになります。政府も無理してちょっとしたお小遣いを配るくらいだったら、役人の尻たたいてこういう画期的な研究事例を一日も早く日本でも実施できるように環境整えた方が、よほど経済効果があるんじゃないか、と私は思います。

コメント
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