かっこうのつれづれ

麗夢同盟橿原支部の日記。日々の雑事や思いを並べる極私的テキスト

いよいよ本当にパワードスーツが普通に装着できる時代になったようです。

2008-11-08 23:54:27 | Weblog
 雨模様の一日。ただでさえ肌寒い雰囲気でしたが、気温は想像よりも下がって昼間でも10℃あるかないか。これでは確かに寒いはずで、外に出る時は一枚余分に羽織っていないと凍えてしまいそうでした。もう11月ですからそれなりに冷え込むのは当然といえば当然なのですが、10月が比較的暖かに推移しておりましたから、急な寒さに体がついていってない感じがします。そういえば、昨日はまだカエルが職場近くの水溜りで泳いでいるのを見かけましたが、こんな急に寒くなったら冬眠もままならないのではないか、と少々心配になります。明日も同じ様子の寒々とした一日になりそうですが、来週後半からまた逆に暖かくなるそうですし、体の調子を整えるのが難しくなりそうです。

 さて、2年ほど前に筑波大学が進めているパワードスーツの実験の記事を挙げましたが、あれはその後どうなったんだろう、と気になり調べてみましたら、筑波大が立ち上げたベンチャー企業CYBERDYNE社で、この10月よりリース販売が始まっていたようです。下半身だけのスーツですが、全国の福祉・介護施設を対象に展開するとのことで、リース料金は両脚タイプで月22万円、単脚タイプで月15万円(保守料込み)だそうです。年間500体生産可能な研究開発センターも竣工したそうで、本当にこういう装置が現場に現れる時代になったのだな、と感動いたしました。早くこの目で実際に動いているところを見たいところですが、つくばエクスプレスの研究学園駅の近くに展示場とでも言うべき「CYBERDYNE STUDIO」なる施設がこの10月31日にオープンしたのだそうです。入場料平日700円だそうですが、HALの実演は休日のみだそうですので、見たり体験したりしたければ、休日料金1500円が必要になります。次につくば方面に仕事で出向く時には、是非何とか時間をとって観に行きたいものです。
 ところで、なんで今頃こんなことを思い出して調べてみる気になったかというと、ホンダが『ASIMO』などで蓄積した人の歩行研究を基に試作した、「体重支持型歩行アシスト」なる機械のデモの記事を見たためです。こちらは靴とお尻を支える自転車のサドルのようなものとをバーでつないだ形で、HALが近未来的なまさにパワードスーツと呼ぶにふさわしい外観を有しているのに対して、写真で見る限りなんとなく野暮ったいというか、いかにも杖の延長線上のような形をしています。足の内側にバーが配置されているようなので、スカートだったりしたら使いにくいんじゃないか、と思ったりもしましたが、一方向からの写真だけで即断するのも危険ではあります。
 なんにせよ、こういう機械が実際に街に現れるのもそう遠くないわけで、私としては、更に目とか耳とかの代わりを務めるデバイスの開発とかにも力を入れて欲しいと切に願います。

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