公開から既に1ヵ月半近くたってますが、ようやくにして、レッドクリフを観に行くことができました。近所のシネコンが、たまたま仕事帰りでも何とか間に合う時間帯に上映していたため、なるべく早く観に行きたかったのですが、今日金曜日はメンズデーとやらで、男性に限り千円で映画を観る事ができるサービスの曜日だったこともあって、仕事を早々に片付け、寄り道した、というわけです。この映画、夢防人さんのブログでも高評価でしたし、何より大好きな三国志演義の実写映像化とあって、公開前から楽しみにしていたのでした。
原作である三国志演義は、高校の社会の教師に薦められ、初めて読書で徹夜する楽しみを教えられた吉川英治の小説に始まり、人形劇、横山光輝の漫画、ちゃんと晋成立まで描かれた全訳版や歴史書の正史三国志、諸葛孔明の兵法書とか孔明伝の研究書とか、光栄のゲームとかに至るまで、少年から青年時代にかけてとにかく楽しんだお話です。それが人海戦術と多大な予算でリアルに再現されるというのですから、期待が膨らむのも無理ありません。そんな私の勝手な期待に対して、ジョン・ウー監督はおおよそ応えていただいたと満足しています。
何より、舞台もヒトの数もとにかくスケールが大きい映画で、大部隊の集結したところや移動の場面、それにもちろん合戦シーンなどは、これぞ映画館の大スクリーンで見るにふさわしい雄大さと迫力に満ちておりました。そして何より武将達のカッコいいこと!
関羽、張飛、趙雲の劉備陣営の超人達に中村獅童演じるところの、呉の武将甘興も随所で存在感あふれる闘いを見せてくれました。特に兵達に盾を頭上に掲げさせてその上を三段跳びして敵兵の槍衾を跳躍で突破、敵将に迫る殺陣は見事の一言。私個人としては、関羽の奮戦が一番印象深く感じました。一つ一つの動作に、まるで歌舞伎の見得を切るかのようなタメがあり、その鬼神のような強さに思わず感嘆のため息が漏れるほどでした。
原作の三国志演義からみれば大分お話を作り替えている部分もありますし、曹操なんかかわいそうにただの女好きの悪党に描かれていますし、原作にはあふれんばかりに登場する敵味方それぞれ個性あふれる参謀達や武将達がさくっと切られていたりするのは、気にならないわけではありません。でも、そんなことが瑣末事に見えるくらい、娯楽大作に仕上がっていたと思います。
後半の、「赤壁の戦い」本番は、4月公開だそうです。今回はスケールの上では前哨戦の小規模なつばぜり合い程度の合戦でしたので、次の本戦がどう映像化されているのか、本当に楽しみです。つぎこそ、公開後速やかに観に行きたいと思います。
原作である三国志演義は、高校の社会の教師に薦められ、初めて読書で徹夜する楽しみを教えられた吉川英治の小説に始まり、人形劇、横山光輝の漫画、ちゃんと晋成立まで描かれた全訳版や歴史書の正史三国志、諸葛孔明の兵法書とか孔明伝の研究書とか、光栄のゲームとかに至るまで、少年から青年時代にかけてとにかく楽しんだお話です。それが人海戦術と多大な予算でリアルに再現されるというのですから、期待が膨らむのも無理ありません。そんな私の勝手な期待に対して、ジョン・ウー監督はおおよそ応えていただいたと満足しています。
何より、舞台もヒトの数もとにかくスケールが大きい映画で、大部隊の集結したところや移動の場面、それにもちろん合戦シーンなどは、これぞ映画館の大スクリーンで見るにふさわしい雄大さと迫力に満ちておりました。そして何より武将達のカッコいいこと!
関羽、張飛、趙雲の劉備陣営の超人達に中村獅童演じるところの、呉の武将甘興も随所で存在感あふれる闘いを見せてくれました。特に兵達に盾を頭上に掲げさせてその上を三段跳びして敵兵の槍衾を跳躍で突破、敵将に迫る殺陣は見事の一言。私個人としては、関羽の奮戦が一番印象深く感じました。一つ一つの動作に、まるで歌舞伎の見得を切るかのようなタメがあり、その鬼神のような強さに思わず感嘆のため息が漏れるほどでした。
原作の三国志演義からみれば大分お話を作り替えている部分もありますし、曹操なんかかわいそうにただの女好きの悪党に描かれていますし、原作にはあふれんばかりに登場する敵味方それぞれ個性あふれる参謀達や武将達がさくっと切られていたりするのは、気にならないわけではありません。でも、そんなことが瑣末事に見えるくらい、娯楽大作に仕上がっていたと思います。
後半の、「赤壁の戦い」本番は、4月公開だそうです。今回はスケールの上では前哨戦の小規模なつばぜり合い程度の合戦でしたので、次の本戦がどう映像化されているのか、本当に楽しみです。つぎこそ、公開後速やかに観に行きたいと思います。