かっこうのつれづれ

麗夢同盟橿原支部の日記。日々の雑事や思いを並べる極私的テキスト

植物状態のヒトはただ眠り込んでいるわけではなかった?!

2010-02-05 22:19:20 | Weblog
 今朝、職場で使っているノートパソコンが、落雷の影響でプスン、と音を立てて止まる、という夢を見ました。現実にあったら悲鳴を上げているところでしょうけれど、夢の中では余り深刻に感じていなかったみたいです。ひょっとしたら仕事のストレスで、パソコンを壊したくなっているのかもしれませんね。

 さて、斯くの如く、自分のことでも中々理解は難しいわけですが、イギリスでは、fMRIを使って植物状態の男性の意思確認に成功した、というニュースが有りました。植物状態のヒトが意識不明で深い眠りに落ちているんじゃなくて、ちゃんと意志が存在する、というのも驚きなわけですが、それを確認したというのもまたすごいと素直に思います。もっとも、意思表示と言っても今のところ「はい」か「いいえ」しか出来ないため、どこぞのスタンド使いのような感じでしか読み取れないという限界はあります。ただちょっと不思議なのは、どうやってこちらの意志を相手に伝えたか、です。MRI核磁気共鳴は、ヒトを挟んで強力な磁石を強制的に左右に振り回して磁場を急激に変化させた際に生じる体内の水素(水の)や炭素(タンパク質や糖分や脂肪の)などの変化を読み取って、そのデータをコンピューターで映像化して中の様子を探る、というもので、この磁石を動かす際にドラム缶の中に入って外からガンガン叩かれるような音がするそうで、海堂尊の小説では、このMRIの専門家が子供の患者たちから「ガンガン魔人」なるあだ名を付けられているなんて書いてあったりもするのですが、そんなうるさい装置の中に患者を入れて質問を繰り出すなんて、どうやってしたんでしょうか。実に興味深いものがあります。
 それはともかく、もう少しこの手法が進歩すれば、例えば新しい嘘発見器が出来たりするかもしれませんね。それこそ、あのスタンド使いのように、「魂は嘘をつかない」と言えるくらいに精度良く内心をイエスとノーで読み取れるようになれば、実用化も難しくないと思います。あとはやっぱり夢の記録装置でしょうか。そこまで行くにはまだ相当なブレイクスルーが幾つも必要な気もしますが、今のこの技術の延長線上に、そんな未来もありそうな気がするのです。

コメント
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