かっこうのつれづれ

麗夢同盟橿原支部の日記。日々の雑事や思いを並べる極私的テキスト

バレンタインデーを二日後に控え、その起源を教えてくれる記事がありました。

2010-02-12 22:07:49 | Weblog
 明後日日曜日はバレンタインデー、ということで、今日の職場の仕出し弁当には小さなチョコレートクッキーが添えられておりました。日曜日では休みだからその手のサービスもできかねる、ということなのでしょうね。別に翌15日(月)でも構いやしないのに、と私なぞは思うのですが、弁当屋さんには弁当屋さんの都合もあるのでしょう。それはそれでまあどうでも良いこととして、日曜休みの学生諸氏は一体どうしているんでしょう? ちょっと気にならないでもないです。

 ところで、ナショナルジオグラフィックにバレンタインデーの起源について記事が出ていました。
『バレンタインデーの歴史と愛の脳科学』http://www.nationalgeographic.co.jp/news/news_article.php?file_id=4126200&expand
というものですが、もともとはキリスト教徒は関係ない「ルペルカリア祭」という名前のお祭りで、毎年2月15日、ローマ帝国で裸になった男が、多産を祈願して、ヤギや犬の皮でできたムチで未婚の女性を叩くというもので、5世紀まで広く行われていたのだそうな。教会としてはなんとかやめさせようとしたけれど果たせず、結局西暦270年2月14日に処刑されたという聖ウァレンティヌスの伝説にかこつけて、キリスト教公認の祝日にしたのが始まり、と言う事らしい。私はてっきりお菓子やさんの陰謀説を半ば本気で信じていたので、ちゃんとそれなりの歴史ある背景があろうとは、不勉強で知りませんでした。
 それにしても、多産のために女性のおしりを叩く、という行事、洋の東西を問わず、古代社会には割と普遍的に観られる話なのでしょうか。我が国でも、平安時代の貴族社会では1月15日に薪で女房達が尻を叩き合う遊びというか行事というか、これも安産の願掛けなのですが、そんな話が枕草子にあったのを記憶しております。まあ時代は千年ほど違うので、ひょっとしてひょっとしたらシルクロードか海の道かを超えて、千年かけて遠くヨーロッパから極東の島国までそんな伝承が形を変えて伝わったのかもしれません。そんな夢想にふけるのも、また楽しからずや、という気もします。
 ところで、個人的にはチョコレートなどの洋菓子系よりも、おはぎや大福のような小豆系和菓子の方が好みなので、そんなモノを贈りあう様な日を業界上げて作ってみて欲しい、と思ったりもするのです。

 
コメント
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