かっこうのつれづれ

麗夢同盟橿原支部の日記。日々の雑事や思いを並べる極私的テキスト

冬季五輪はやっぱり面白い。スノーボードには戦慄いたしました。

2010-02-18 22:05:41 | Weblog
 五輪スノーボードハーフパイプの決勝、大変面白かったです。競技自体が一瞬のミスも許されないハラハラドキドキな内容なのに、あんなに高く飛んでくるくる回って、とても人間業とは思えません。何かと物議を醸した日本代表も、本当に惜しかった。あと一歩、あの着地さえうまく行っていれば・・・。昼休みのその瞬間、事務所のテレビをみながら思わずあぁッと小さく叫んでしまいました。あの店頭寸前までの演技を前にしたら、服装がどうとかいうような些事は霞んでしまいますね。このスポーツは相撲などの神事ではないのですし、そればかりがクローズアップされるというのも変な気がします。とはいえ、司馬遼太郎の「国盗り物語」に出てくる織田信長みたいに、普段は訳の分からないかぶいた格好をしていても、イザという時には正装を着こなし礼儀作法をキッチりこなす、というようなコントラストを意識的に強く出せる人物が一番粋で格好がよいと思うわけで、できればああいう大舞台に出てくるような人たちには、そういうかぶいた姿を見せて欲しいとは思います。

 それにしても、冬のスポーツはやっぱり面白いです。スキーもスケートもスノーボードも、走り、跳び、投げる陸上競技の五輪とはまるで違うスピードと躍動感があって、自分では到底やろうという気にはなりませんが、ああいうヒトの極限を超えた世界を垣間見せてくれるような姿を見られるのは幸せなことです。ことに最近は撮影術も随分と進化してきて、一昔前よりはるかに迫力ある映像を映し出せるようになってきているのがまたうれしい。今日のお昼の興奮も、そんな映像の力によるところが大きいと実感いたしました。ただ、アナウンサーがちょっとうるさかったですけどね。個人的には、アナウンサーも解説もなるべく控えめにしてくれている方がありがたいです。

コメント
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