かっこうのつれづれ

麗夢同盟橿原支部の日記。日々の雑事や思いを並べる極私的テキスト

お年寄りが加害者になる交通事故を防ぐ技術を、そろそろ本気で考えてみるべきでは?

2013-12-16 20:55:55 | Weblog
 う~寒い!
 今日はこの冬一番の寒さじゃないか、と感じるくらい、昼間の低温が半端ではありませんでした。防寒着にマフラーにマスクに手袋を装備しているのに、なおかつ冷気が身体に突き刺さるようなこの感覚。明日朝は更に冷え込むらしいので、もう一枚余分に着込んで行ったほうがいいかもしれません。後は使い捨てカイロを用意するか。せめて日差しがあって日向だけでも暖かくなってくれればいいんですが。

 さて、今日のお昼過ぎ、岐阜県岐阜市で、自宅駐車場から無人のまま車が勝手に動き出し、自転車でたまたま通りかかった74歳の女性を引き殺してしまったのだそうです。運転してないのに運転手というのも変かもしれませんが、とりあえず運行責任者は79才のおじいさんで、フロントガラスが汚れていたのか曇っていたのか、何故かエンジンをかけたまま車を降りてフロントを拭こうとしていたそうで、その際に車が動き出してしまったのだとか。
 そもそもエンジンかけたまま運転席から離れる、というのが、マニュアル車な私でも色々と不安になることもあるのに、オートマチック車ならドライブモードに入っているとアクセルを吹かさなくても微速前進するのですから、エンジンかけたまま、というのが正直理解に苦しみます。しかも、通常停止時にはレバーをパーキングに入れ、サイドブレーキを引いておくものだと思っていたのですが、案外なおざりにされている例が多いのでしょうか? いくらなんでも、エンジンかけたまま運転席から離れる際にサイドも引かない、というのはさすがに油断しすぎで、運転者の責任は重大に過ぎると思われます。まさか、痴呆とかなんとか、運転するのが困難な状況のおじいさんだったりするのでしょうか? もうそういう人ならハンドルを握ってほしくないですが、これからそんな危なっかしい事例も増えてくるのかもしれません。とすると、そろそろこんな年寄りけしからん! と目くじら立てるより、そんな年寄りがハンドルを握るという現状を踏まえた安全対策を、工学的に模索するほうがより建設的かもしれません。
 そんな意味合いからも車の自動運転技術には期待が大きいのですが、この岐阜の事故の場合は明確な責任も、先端技術で自動運転中の事故だったとしたら、その責任は誰にあるんでしょう? 運転席についていたヒトなのか、自動運転車を製造した企業の責任なのか。司法はどう判断するのか、また、保険会社はどう考えるのか、色々と興味深いものがありますが、行政やら司法やらは現実に対して常に後手に回りがちなのですから、たまには先回りして法の整備なり交通体系の研究なりにコストをかけていく姿勢を見せてもいいんじゃないか、と思います。

コメント
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