かっこうのつれづれ

麗夢同盟橿原支部の日記。日々の雑事や思いを並べる極私的テキスト

空から星が降ってくれば、これはもう神頼みしか手はありませんね。

2015-12-24 20:18:14 | Weblog
 昨日のアルコールが少し残ったのか、今朝は起きるのに大分苦労しました。疲労を加味して朝の起床は少し遅目に目覚ましを設定したのですが、大して変わりはなかったようです。その分を今夜の睡眠でカバーしないと、と思いますが、この分ですと週末にじっくり休まないといけなくなりそうです。

 さて、今日、クリスマス・イブに、地球近傍を小惑星が一個通過しているそうで、NASAがちょっと歪んだこけし? 細めのビール瓶? みたいに見えるモノクロ写真を公開してました。全長2キロと小惑星としては相当な大型で、もし地球に突っ込んできたら甚大な被害は免れなさそうですが、通過位置は地球から1100万キロ、地球と月の間の距離の28倍相当と遠く、NASAも、心配することはない、との声明を発表しているそうです。
 過去には恐竜をはじめ、何度も生物の大量絶滅をもたらした一因ではないか、と言われる小惑星ですが、確率的にはいつかそのうちに破滅的な一発が降ってくる事も有り得ない話ではありません。10万年に1回とかそんなレベルでしょうから、生きている間に遭遇する可能性はほぼゼロに近いでしょうが、仮に運悪くそれに遭遇したとしても、今の人類の科学技術では、南極にロケットを設置することも小惑星に核爆弾を設置しに行くことも出来ないでしょうから、万に一つの可能性にかけてひたすらあがくか、ここまでと諦めて空を仰ぐ位しか手は無いでしょう。ああ、ごく少数のつがいを宇宙に送り出す、という可能性はひょっとしたら少しくらいはあるかも? いずれにしても私個人に限定すれば、そんなことになればもう諦めるよりありません。
 今回の小惑星は無事に済みましたが、天文学者の中には、「ケンタウルス族」という巨大彗星の脅威について注意するよう警告する人達がいるそうです。直径50~100キロ級の彗星が過去20年間に数百個も見つかり、それが、海王星の外側まで含む長大な楕円軌道を描くうちに、木星などの超重力によって進路を捻じ曲げられ、地球の方角へ変針する可能性が、4万年から10万年に1回位ありうるのだそうです。それも、彗星が地球にドンピシャで突っ込んでくるだけが危ないのではなく、彗星核が大要に近づくに連れて崩壊して大きな破片を地球軌道上にばらまき、それが一種の機雷のように地球に降り注ぐかもしれないというシナリオも考えられるのだとか。
 まあどれをとっても結局は交通事故に合う確率よりも遥かに小さな、日常的には無視して差し支えないレベルの話だろうと思うのですが、これが宇宙規模になると途端に身近に感じられてしまうのは、スケールの違い、尺度の違いなんでしょうね。願わくば、私自身や私の子孫達がそのような悲劇に見舞われる事のないように、また、いつか数多のSF作品のごとく、それら天空からの脅威を迎撃できる実力を人類が涵養するするようにサンタさんにお祈りしたいです。

コメント
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