かっこうのつれづれ

麗夢同盟橿原支部の日記。日々の雑事や思いを並べる極私的テキスト

正義は我にあり、というヒトほど怪しげなヒトもいないでしょうに。

2016-02-29 21:00:07 | Weblog
 今朝はかなり暖かく、日差しもありましたのでこれはとんでもなく暑いくらいになるのではないかと思っておりましたら、10時になるかどうかという頃あいに突如ざざぁっと大粒の雨が降り注ぎ、程なくやんだと思いましたら今度はビュウ!と窓を震わせる大風が吹いて、以後急激に気温が下がってきました。昨夜の20時は奈良市のアメダスで気温が8.5℃もありましたのに、今日の同じ時間は既に2.1℃まで下がっています。気象庁の衛星写真を見ると、九州から四国沖にかけて見事な筋状の雲が西南西に伸びており、北東からの季節風が吹き荒れているのがよく判ります。
今も外で季節風が吹きすさんでいるのが聞こえてきておりますが、この分ですと今夜から明日朝はかなり強烈に冷え込んできそうです。今冬はついにこれまで積雪は見ずにここまで来ましたが、ひょっとしたら今夜はその最後の機会になるかもしれません。

 さて、田原総一朗氏、鳥越俊太郎氏、岸井成格氏、大谷昭宏氏、金平茂紀氏、青木理氏が集まり、先日、高市早苗総務相が、政治的公平性を欠く放送を繰り返した放送局の「電波停止」を命じる可能性を述べた事に対し、「発言は憲法と放送法の精神に反している」と抗議する声明を発表されました。「政治的公平性は一般的な公平公正とは違う。権力が判断するものではない」「誰もチェックしない権力は最後に大変なことになる」などの批判を繰り返し、我が国のメディアのあり方と政治との関わりとの行く末に、危機感をあらされたとのことです。「政治的公平性は一般の公平公正とは違う。権力は必ず腐敗し暴走する。それをさせてはならないというのがジャーナリズムであり、ジャーナリズムの公平公正」という発言、なるほど、と思わせる部分もありますが、私には、そう発言されるジャーナリズムもまた腐敗し暴走してるんじゃないか、と言うようにも思えます。おりからテレビではありませんが、我が国のムスリムの姿に関する毎日新聞の捏造騒動がありました。これを筆頭に、我が国のマスコミが「マスゴミ」と称されるに至る過去様々な汚点について何ら反省せず、我らこそ正義だ、と高らかに宣言されるのは、大変に違和感があります。知的好奇心に溢れ真理を探求することに意欲を燃やすはずの研究者だって容易に不正に手を染めるというのに、一人ジャーナリストが公平公正に徹して高い倫理観や正義感を持って権力を監視しているのだ、などと本気で言っているとしたら、それこそ「大丈夫ですか?」と言いたくなるくらいかえって心配になってきます。 
 そんな自分達の危うさについて何ら検証もせずただ高市大臣を非難するのは、私には実に手前勝手なご都合主義にしか聞こえません。先の毎日新聞の話では、捏造発覚は取材された方のフェイスブックでの発言がきっかけだったそうですが、もしかして、マスコミの方々はネット世論に暴走抑止の役割でも期待されているんでしょうか? それはそれで、ジャーナリズムとしては随分恥ずかしい話にも思えますが、せめて次の声明発表の際には、真摯なる反省の弁位は聞いてみたいものです。

コメント
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