かっこうのつれづれ

麗夢同盟橿原支部の日記。日々の雑事や思いを並べる極私的テキスト

日本の周辺に眠る様々な海底資源。それを使えるようになるのは果たしていつの日のことか。

2016-02-09 21:03:31 | Weblog
 今日は昨日とはまた打って変わって朝から猛烈な季節風が北西から吹き付け、時折ざあっと雨が叩きつけてくる荒れた天気になりました。そんな中、今日は午前中外で仕事をしなければなりませんでした。昨日か明日なら穏やかな空気の中で心地よく仕事出来たでしょうが、あいにく予定にゆとりはなく、今日の午前にやるしか無い状況だったのです。それでも仕事を始めた時分は風も収まり、雲も切れていたのに、作業を開始して半分を過ぎた頃、突然、ビュウぅっとまた強風が吹き荒れだし、程なくして断続的に雨が降ってきました。それでも、一度始めたら途中でそう簡単に止める訳にも行きません。雨はさほどしつこくもなく、降っては止み、また降ってを繰り返して、雨量としてはさほどでもありません。それに気温が結構高いのが幸いして、ずぶ濡れというところまでいかないうちに何とか仕事を片付けることができました。全く、厄介な一日でした。

 さて、東京の南鳥島付近の5500m下の海底に、「コバルトリッチクラスト」という宝の山が沈んでいることが、海洋研究開発機構と高知大の調査で判明したそうです。コバルトリッチクラストは、コバルトを1%以上含み、レアメタルやレアアースも豊富な岩塊のようなもので、3000メートルより深い海底で存在が確認されたのは今回はじめてとのことで、推定資源量が大幅に書き換えられることになるかも、と期待されているのだそうです。メタンハイドレートとか、深海には様々な宝が転がっており、それらを活かすことができれば、日本も晴れて資源小国からの脱却が期待できるのですが、残念ながら、現時点ではそれを環境に少ない影響で効率よく安価に採掘する方法がありません。採算ベースにのせられない以上商業化するのは無理な話ですし、真っ暗で高水圧の深海という特殊な環境で採掘技術なんてそう簡単に開発できるものでもないでしょう。世界中の海で、それらの海底資源の探索や採掘が試みられているようですが、さて、本当に使えるようになるのはいつになるでしょう。宇宙ステーションが作られてから既に40年あまりがたちますが、海底基地は未だ実現していません。そろそろ海底資源の調査・採掘のための海底基地ができてもいいんじゃないかと思いたいですが、深海は宇宙よりも過酷で難しい世界なのでしょう。

コメント
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