かっこうのつれづれ

麗夢同盟橿原支部の日記。日々の雑事や思いを並べる極私的テキスト

関空連絡橋破壊のタンカーの挙動には不審な点が多々ありますが、どこまで原因が突き止められることか。

2018-09-09 20:05:37 | Weblog
 今朝の奈良市アメダスの最低気温は22℃、昼の最高気温は28.9℃、五條市アメダスの最低気温は20.7℃、最高気温は28.6℃でした。昼間一時的に日差しが戻ったせいか、昨日よりはかなり気温が上がりましたが、時々雨が降ってくるので、洗濯しても干している間気になってしょうがない一日でした。明日からはしばらく雨か曇りの秋雨らしい日が続きますが、秋晴れの空はやはりお彼岸くらいまで観るのはかなわないのかもしれません。

 さて、大阪府の松井知事が、関空の台風被害について、「タンカーの衝突さえなければ今の時点で復旧がかなっている」「今の状況に至っているのは人災と思う」とのコメントを発表したとのことです。口調や態度は判りませんが、言葉だけを見ていると苛立ちや怒りがほの見える感じがします。確かに今回の連絡橋へのタンカー衝突には謎の部分が色々あるようで、例えば同じように台風対策で停泊していた船は50隻あったそうですが、流されたのはこのタンカーだけだった、とか、大阪管区海上保安部が事故の前に2度に渡り警告を発し、島から3マイル離れた非難海域への移動を促し、このタンカーを除く全ての船がそのとおり移動して事なきを得たのに対し、このタンカーは至近にとどまり、挙げ句流されて橋を壊してしまったという、どうにも言い訳できないですし、何故そんな選択をして、海保の指示に従わなかったのか、理解に苦しみます。
 一体誰が判断したのか、その時どういう状況判断をしていたのか、また海保の指示を何故無視したのか。個人的に、誰か個人の責任に帰するのは性に合わないのではありますが、もし仮に、例えば船長の独断だったなど、誰かの判断ミスだったとしたならば、何故そのような、今となっては無謀としか言えない判断ミスを犯したのか、その素因については是非知っておきたい気がします。はたしてどこまでそれが判明するか判りませんが、当局もマスコミも大いに頑張っていただきたいものです。
 そんな関空も、鉄道に関しては4週間をめどに復旧、というロードマップが出されたようです。まずは大きくずれた道路を外し、線路の土台のズレを直し、線路と架線を張り替えるという工事になるそうですが、それが完了したら少しは人の行き来がやりやすくなる空港になりますね。滑走路や施設の冠水やら水がかぶって動かなくなった地下の非常用発電機の移設もしくは修復なども含め、全てが完了するまではまだまだかかるでしょうけれど、こうして急ピッチに修復が進めば、程なく元通りになる日もやってくることでしょう。日本の建築能力に期待ですね。



そもそも船舶が陸地から3マイル以上離れた
海域に停泊しなかったのが連絡橋損傷の主たる原因。

台風接近の前日には燃料供給は終わっている上に、
海上保安部が2度の警告を無視して、海保推奨の海域外に止まっていた船舶側の責任は重い。
まさに、自然災害ではなく人災だ。
コメント
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