かっこうのつれづれ

麗夢同盟橿原支部の日記。日々の雑事や思いを並べる極私的テキスト

関空鉄道回復は朗報ですが、貨物はまだまだ惨憺たる状況のようです。

2018-09-19 19:53:35 | Weblog
 今朝の奈良市アメダスの最低気温は18.7℃、昼の最高気温は29.4℃、五條市アメダスの最低気温は17.1℃、最高気温は29.1℃でした。2日続けて奈良市五條市とも最低気温が20℃を割り込みました。それに、今日は一日よく晴れて朝からしっかり日差しが届きましたのに、最高気温は30℃を超えませんでした。ひょっとしたら残暑も峠を超え、いよいよ空気は秋に入れ替わったのかもしれません。あれほど猛威を奮った台風もこのところすっかりご無沙汰ですし、例年なら10月くらいまでは警戒も必要なものですが、今年はひょっとしたらもう心配いらないかもしれませんね。

 さて、その台風で破壊された関西国際空港の連絡橋、ついに鉄道が全快、ダイヤ通りの運行が始まった、とのニュースが有りました。少しの補修で再開にこぎつけられたのは祝着と言うべきで、関空全体で国内便が113、国際便が139と通常の53%相当まで飛行機も飛ぶようになって来ました。とりあえず乗客の安定した足が確保されたわけですから、後は付帯設備などの修復を片付け、空港機能を一日も早く回復して欲しいものです。ただ、道路の方は全く駄目で、取り外した180m余の橋桁のうち、130m以上分を新たに作り直す必要があるのだとか。それを実際に橋に架けるのは、気候も安定した来春になる見通しで、順調に行けば来年のゴールデンウィークには全線通行可能になる見通しなのだそうです。海の気候次第で工事が左右されるのは、海上空港の宿命というものでしょうね。それにしても、回復まで半年近く必要とするとは、さすがに被害の大きさには改めて驚かされます。
 しかしながら、報道にはない部分でまだまだ機能回復には時間がかかるようで、貨物用の施設などはまだかかるでしょうし、肝心の道路が半分しか使えない状況では、たとえマイカーの類を通行禁止にしても運べる貨物の量はそう簡単には増やせないでしょう。いっそ鉄路に貨物列車でも通せれば良かったんでしょうけれど、それ用の設備も関空側には無いのでしょうし、黙って道路が治るのを待つよりありません。せっかく鉄路を通したのに貨物も通して多少なりと荷物を上げ下ろしできるようにしておけばよかったのに、と思ってしまいますが、そもそも連絡橋を1本しか作ることができなかった時点で、それ以上の話は想定することすらあり得なかったのでしょう。でも、今からでも少しは考えてみてはどうかと思います。鉄路に貨物を通すのが無理でも、例えば島の適当なところを大型の港にして、大阪港や神戸港からフェリーでトラックをピストンできるようにするとか。そのうち道路もできて艦橋が落ち着いてきたら、瀬戸内航路のさんふらわあなんかも泊めて関空に降り立ってそのまま船旅で道後温泉や別府温泉にいけたりするツアーができたらちょっと楽しい気がするんですが。
 そんな大型の港を作る余裕は、土地もお金も無いものなんでしょうか?


コメント
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