かっこうのつれづれ

麗夢同盟橿原支部の日記。日々の雑事や思いを並べる極私的テキスト

ボーイング737MAXの欠陥、既に2016年時点で指摘されていたのにそれが活かせなかったというのがなんとも残念な話です。

2019-10-20 21:16:12 | Weblog
 今朝の奈良市の最低気温は16.9℃、最高気温は25℃、五條市の今朝の最低気温は16.4℃、最高気温は22.5℃でした。今日は昨日の天気予報では晴れ、と出ていたので期待していたのですが、全体として雲が大変多く、晴れ間はほんの少しで、日が出ていても薄曇りに阻まれ、弱々しい日差しになっていました。風もほとんどありませんでしたし、結局朝から干していた洗濯物も少し乾き残りがあり、なんとも残念な休日担ってしまいました。明日はまた天気は下り坂で夕方からは雨になりそうとのこと、また次の台風も近づいてきていて、台風20号は小さいながらもこちらに向けて一直線に突き進んできていますし、22日はせっかくの天皇陛下即位の礼で休みになるというのに天気は残念なことになりそうです。

 さて、相次いで墜落事故が起き、安全性に問題が提起されたボーイング社の旅客機B737MAXについて、ボーイング社のテストパイロットが2016年の時点で既に問題があることを指摘していた、という話が報道されました。出処はロイター通信で、2016年に737MAXのフライトシミュレーターで、機体の姿勢制御に関するシステムが「実にひどい」もので、「根本的な問題がある」、」「意図せず規制当局にうそをついてしまった」などと同僚にテキストメッセージを送って知らせていたことが明らかになったそうです。アメリカ連邦航空局では、17日夕にこの通信記録を入手したとのことで、この記録についてボーイング社が何ヶ月も前に発見していたにもかかわらず報告がなかったことに「失望している」と非難声明を発しています。これを受けてか、ボーイング社の株が18日の取引で7%近く急落、経営を揺るがす事態になりそうです。
 それにしても、現場から問題点が指摘されたにも関わらず、それに気づかなかったもしくは軽視した、あるいは隠蔽したか、何らかの事情でその意見は入れられず商品化にこぎつけ世界中に販売した結果重大な事故を起こすとは、ボーイング社もいつの間にか組織内の風通しが悪化し、大企業病に侵されてしまったということなのでしょう。製造・販売のスケジュールやライバル社との競争の中で、期待の新型機に欠陥があるとは認め難かったのかもしれませんが、それで大事故が発生して企業の屋台骨が傾いでしまっては、元も子もない事くらいは誰にでも理解できる話ですが、何故にもっと謙虚に、安全第一で関係各位が判断できなかったのか。組織の課題として是非とも調査・研究して欲しいものです。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする