かっこうのつれづれ

麗夢同盟橿原支部の日記。日々の雑事や思いを並べる極私的テキスト

住宅地が泥の沼沢地に変化しているのを見ると、今次台風の威力を思い知らされます。

2019-10-13 21:04:03 | Weblog
 今朝の奈良市の最低気温は17.8℃、最高気温は20.6℃、五條市の今朝の最低気温は17.3℃、最高気温は20.1℃でした。台風一過、天候は回復するのかと思いきや、一日分厚い雲が空を覆い、時折にわか雨が降ってくるという生憎の空模様でした。明日こそ晴れるかと期待して天気予報を見てみましたら、なんと明日も今日と同じようなぐずついた天気になるようです。天候回復は明後日になる模様だとか。洗濯物、朝から準備したにもかかわらず今日は一部乾ききらずに収納できませんでしたが、明日も乾いてくれるのかどうか・・・。

 さて、台風19号の被害、相当の威力を保ったまま関東に進んでいったのである程度の被害は想像していましたが、ここまで広範囲に水害をもたらすとは思ってもみませんでした。国土交通省の発表では、21河川で24箇所の堤防決壊、それも宮城、福島、栃木、埼玉、茨城、長野と広い範囲の河川の堤防ががあちこちで崩れ、周辺の住宅地を泥色の沼沢地に変えてしまいました。決壊には至らずとも雑炊した水が堤防を越えて流れ出し、浸水したところもあちこちに見られ、想像を絶する凄まじい降り方をしたのだろうな、と恐れずにはいられませんでした。しかし、室戸台風では死者行方不明者が約三千人、伊勢湾台風では5千人を超える犠牲者・行方不明者が出ましたが、台風19号は今の所死者行方不明者合わせて100人未満という記録になっています。これは、営々と続けてきた治水の取り組みが多少なりとも功を奏したのか、避難を連呼していた政府、気象台、マスコミの活動の恩恵か、被害に合われた方はお気の毒というよりありませんが、昔に比べると全体としては命の危険がかなり緩和されているように感じられます。しかし、こんな台風一昔前なら10年に一度、とか30年に一度、というような尺度で測られる規模なのでしょうが、現代においては、上陸するかどうかは別にして、ひょっとして毎年のように現れるような台風何じゃないでしょうか。回数が増えれば上陸して被害を出す確率も上がりますし、関西も今回無事だったからと言って、安閑として過ごしていられるものではないように思えます。我が家は幸い高台にあるので水害の心配は基本的にありませんが、枚方の実家は淀川のすぐ側にあって堤防が切れたらまたたく間に濁流に呑まれる低地になりますから、老親しか残っていない現状では心配でなりません。台風など来ないように祈るしかないですが、もし本当に毎年このクラスの台風が襲ってくる可能性があるのなら、日本全国で設計基準の古い堤防の嵩上げとか、砂が溜まって貯水量の減っているダムの浚渫とか色々と手がけていかないとならんのではないかと思います。

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