いくら自筆とはいえ、毛沢東の詩が３００億円というのはちょっと高すぎる気がします。

　今朝の奈良市アメダスの最低気温は１４．８℃、昼の最高気温は１６．２℃、五條市アメダスの最低気温は１４．３℃、最高気温は１６℃でした。昨日の夜から降り出した雨は時間雨量２−４ｍｍ程度のそれほど強いわけではない雨脚ながら休む間も無くずっと降り、夜になってからもまだ止む気配なくただひたすら降り続いています。天気予報によると、台風の接近に伴い、明日明後日も雨、の予測なので、多分たまに止む時間があったとしても、基本上がること無くただただ雨の空模様が続くのでしょう。ただ、これまでの予想より若干台風の速度が上がってくるようで、今の所土曜日の午後に紀伊半島へ最接近してその後駆け足で土曜の夜中には関東方面へ移動していく模様です。昨日までは日曜日も雨の予報でしたが、どうやら晴れの休日が得られそうです。しかしこれだけとにかく間断なく降り続くと、僅かな雨量でも結構積み上がってきます。橿原市ではこの２４時間で４８ｍｍ、うちの最寄りの高取町の雨量計では５４ｍｍになっています。見かける川も随分と水位が上がって濁流と化していますし、これから台風が更に近づくに連れて雨脚も強まるかもしれませんから、今後土曜日までに総雨量は数百ミリに達するかもしれません。地盤も緩んでくるでしょうから、特に山間は土砂災害に注意が必要そうです。

　さて、香港警察が、先月盗難被害があった、毛沢東が自ら筆書きした詩の巻物１点が見つかったとと発表しました。骨董品など推定価格６８０億円を泥棒した窃盗グループがいたようで、その中の一つがこの毛沢東自筆の詩でなんと推定３００億円のお宝だったそうです。しかし、その巻物は発見時にはちょうど半分の長さで２つに切断されていました。香港警察によると、「巻物を扱った人物が、展示しにくい、と判断して半分に切った」のだそうですが、どうも私にはその理由が今ひとつ理解できませんでした。まあそれはともかく、いくら毛沢東の肉筆とはいえ、まだ死後１００年も経っていない人物の遺品が一つ３００億円なんて、単位間違っていませんか？　と心配になる金額です。ちなみにアドルフ・ヒトラーの絵や署名入りの著書などは５〜８００万円くらい、スターリンのデスマスクは５５万円とかだそうですから、どう見ても毛沢東だけ異様に突出しています。中国の国内事情なのかもしれませんが、さすがに理解しがたい金額ですね。