他人の自殺に巻き込まれて死ぬなんて、この世で１，２を争う理不尽な最期ではないでしょうか。

　今朝の奈良市アメダスの最低気温は１１．１℃、昼の最高気温は１９．４℃、五條市アメダスの最低気温は９．３℃、最高気温は１７．６℃でした。今日は朝のうちは曇り、やがて雲が切れてお日様が顔を出しましたが、午前中は分厚い雲に遮られることが多く、肌寒い日中でした。午後は遅くになってようやく雲も引き、青空が広がりましたが、少し遅すぎました。その分明日は朝から秋晴れの一日になるようです。貴重な休日の晴れ間、大いに活用しなければなりませんね。

　さて、昨日午後６時頃、大阪・梅田の繁華街のビルディングから高校生の男子が飛び降り自殺を敢行、たまたま下を通りかかった兵庫県加古川市の大学生の女性に体当りし、双方とも死亡する、という痛ましい事故（事件？）がありました。女性は意識不明の重体でしたが、今日になって死亡が確認されたとのことです。
　この高校生が何故自殺しようと思い立ったかは不明ですが、なんの落ち度もない人間がそれに巻き込まれて命を奪われるというのはどうしようもなく不憫で腹立たしい気がします。残された双方の遺族の方の心中たるや想像を絶しますが、これがもし自分の身内だったらと思うと、高校生も既に死亡しているだけにその怒りをどこにぶつける事もできず、本当にやりきれないです。警察には、なんとしても高校生が自殺に走った動機を突き止めるとともに、安易に飛び降りを許したビルの管理体制にも十分な捜査を行って欲しいものです。もし自殺の原因がいじめ等の他人に由来するものであるなら、せめてその当事者に対して責任を問わねば、遺族としてはやりきれないでしょう。特に巻き添えにされた女性側が、法的にそのようなことが可能なのかわかりませんが、もし仇を討つのであれば、実行した当事者ではなく、要因を作った背後の相手にであるべきでしょう。
　なにはともあれ、どっちもまだ若いのになんとも痛ましい。亡くなった二人の冥福をささやかながら祈るといたしましょう。合掌。