かっこうのつれづれ

麗夢同盟橿原支部の日記。日々の雑事や思いを並べる極私的テキスト

14000円もらえるはずのGOTOトラベルキャンペーンが、今やなぜか3500円しか支給されなくなっているそうな。

2020-10-12 20:54:09 | Weblog
  今朝の奈良市アメダスの最低気温は16.3℃、昼の最高気温は28℃、五條市アメダスの最低気温は16.2℃、最高気温は27.4℃でした。今日は朝から晴れ上がり、昼には快晴の青空が広がりました。久しぶりに四六時中太陽が照り輝き、気温も思いの外上がってきました。昨日は静岡で30℃を超える気温になったのを驚きましたが、こちらでも条件さえ揃えば十分匹敵するほどの気温になることはあるようです。ただ、空気が乾いているためか、午前中は仕事で外で作業をしていたのですが、あまり暑いという感じはありませんでした。
 今週は木曜日まで晴れたり曇ったりを繰り返し、金曜土曜は雨になる予報になっています。週末ごとに雨が降るとは、兼業農家の方は稲刈りが進まなくて大変かもしれません。

 さて、東京も解禁となってようやく本格的に動き出しそうなGOTOキャンペーンについて、ネットの大手旅行予約サイトが、相次いで10月10日以降の予約から宿泊代金の割引額を一人一泊あたり3500円に制限すると発表しました。どうも各事業所に対してそれぞれ予算枠が設定されているようで、このまま推移すれば早い段階で枠を使い切ってしまうため、このような方法を取り出した模様です。従って、10月10日以前なら、一人一泊4万円の旅行なら、最大額の14000円が割り引かれて26000円の負担で済むのに、それ以降は36500円と1万円以上も自己負担額が増えてしまうということになります。いくつかの事業者では、実際に給付金額の予算上限に達したため販売終了、というような告知をしているところもあり、販売終了するくらいなら割引額を抑えてでも、より多くのヒトに利用してもらえるように、という判断は、それなりに理解できる気もいたします。
 しかし、一方でGOTOキャンペーンの事業予算は約1兆3500億円もあり、GoToトラベル事務局によると、9月15日時点での利用者数が約1689万人、利用された割引金額は735億円とわずか5%少々の消化率でしかありません。そこから1ヶ月も経っていないのに、残る95%近い予算が使い切られかねないなんて自体が果たして起こりうるものなのでしょうか? それくらい活発に国民が旅行熱に目覚めた、というのなら、それはそれで事業の効果が現れた、と見て良さそうなものですが、どうもこの予算枠の枯渇には、何か別のからくりがあるような気がしてなりません。サイトによっては、「新たに予算が給付され次第、販売を再開する予定です(11月を予定)」という文言を伝えているところもあるようで、となると予算枠というのは、10月はこれだけ、11月はこれだけ、と小出しにして設定されていたりするのかもしれません。もしそうならこれは制度設計上のミスというべきで、11月以降、同じ日に同じところに旅行に行くのに、10月10日以降の予約で3500円しか助成されなかったヒトと、11月になってから予約したヒトはまた14000円助成を受けるとなると、とんでもない不公平が生じてしまいます。持続化給付金の件でも、巧遅より拙速を尊んだ結果だとはいえ、色々と制度上の不備が明らかになり問題になっています。そんな不備が生じた時点で適宜修正をかけて行けばよいのですが、GOTOキャンペーンは拙速にしてもちょっと始めるのを焦りすぎたのかもしれません。


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