かっこうのつれづれ

麗夢同盟橿原支部の日記。日々の雑事や思いを並べる極私的テキスト

月には思っていたよりも遥かに大量の水がある、とNASAが発表しました。

2020-10-27 19:12:14 | Weblog
 今朝の奈良市アメダスの最低気温は9℃、昼の最高気温は21.9℃、五條市アメダスの最低気温は6℃、最高気温は20.8℃でした。今日も昨日と同じく秋晴れの気持ち良い一日でした。ちょうどコスモスが満開で、金木犀も匂やかな香りとともに、オレンジの小さな花を散らして、いかにも秋という風情がそこここに感じられます。上天気のピークは今日までのようで、夕方は快晴でしたが明日は曇りの一日になる模様。雨は降らないようですが、明日以降は曇りも多い晴れの日が週末まで続きます。しかし、11月2日の月曜日は雨の予報が今のところ出ているのが少々困りものです。信頼度C判定なので1日位ずれるなり雨は結局降らず、となってくれればいいんですが、雨確定なら色々考えないといけません。

 さて、月に関する重大な報告をする、とNASAが予告して数日、ついにその全容が公開されました。なんと、月の日の当たる部分にも結構な量の水が存在することが判明したとのことです。少し前まで月は乾ききって水は存在しないと言われていたのが、10年ほど前にいやどうやら少しあるらしいという話んあり、極地の日が当たらないところには氷の形で水が存在するのではないかと言われてきましたが、あくまでそれは影の極低温の部分で、日が当たる極高温の部分にはありえない話でした。ところが昨日英国の学術誌に発表された論文によると、月の影の部分にはこれまで想定されていたより遥かに多くの水が、無数に存在する極小サイズの「コールド・トラップ」という場所に氷の形で大量に蓄積されていることが判り、さらにもう一本の論文では、陽の当たる部分にも水の分子が確認されたとの話です。このことから、日の当たる部分では少ないにしても、月全体に何らかの形で水が存在するということが言えそうだという話でした。
 水があるなら、将来ヒトが長期滞在する月面基地を建設するにしてもその水を利用できます。いずれ核融合が実用化されれば月に蓄積されたヘリウム3を燃料にして莫大な電気が確保できるでしょうし、それまでは太陽電池パネルでも日向に敷き詰めればそれなりの発電量は賄えそうです。その電気で水を電気分解すれば酸素と水素が得られ、呼吸用や液化してロケット燃料にするなど応用が可能になるでしょう。
 TV番組のムーンベースアルファは西暦1999年でしたが、遅れること半世紀ほどでようやく人類は月に恒久基地を設けることができるかもしれない、そこを足がかりに深宇宙への旅立ちが可能になるかもしれない、そんな夢を見せてくれる今回のNASAの発表でした。

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