かっこうのつれづれ

麗夢同盟橿原支部の日記。日々の雑事や思いを並べる極私的テキスト

三菱ついに飛び立てず。スペースジェット開発中止との悲しいニュース。

2020-10-23 20:29:23 | Weblog
 今朝の奈良市アメダスの最低気温は17.6℃、昼の最高気温は18.6℃、五條市アメダスの最低気温は17℃、最高気温は17.9℃でした。昨日の夜中から降り始めた雨は、一時強めに降りながら昼過ぎまで降り続きました。そのためか気温は朝のうちはかなり高めでしたが昼にかけてほとんど上がること無く、午後は随分と冷え冷えとした一日でした。しかし、雨と低温をもたらした低気圧は東に離れていき、明日にも替わって大陸から高気圧が張り出してきて、遅くとも明日昼ころからは晴れてくる見込みです。明後日日曜日は快晴の予報が出ています。久しぶりに秋晴れの好天気な休日に恵まれそうです。

 さて、MRJこと三菱の旅客機スペースジェットが、コロナ禍による航空需要の減退を理由に開発が中止されることになりました。いよいよ日本でもジェット旅客機が製造されるのかと胸を熱くしたあの夢がついに潰え、官民共同で1兆円近い投資が残念ながら実らなかったという結果には、航空機の開発の難しさが浮き彫りになった感じがします。まあノウハウの不足もあったとは言え、6度も納期を延長していては、コロナ禍がなかったとしても実用化は難しかったのかもしれません。試験機まで飛んで世界中から受注を受けた時には、これはいけるかも、と期待が大きかったんですが、そこから販売までたどり着くことができませんでした。
 とは言え、ここまで開発で培った技術的・法的なノウハウはけして無駄ではなく、国産ジェット旅客機を我が国が求める限り、いつかまたそれを活かすときが訪れることでしょう。三菱は何故何度も納期の延期を繰り返してしまったのか、その原因をしっかり押さえ、後世に伝えていって欲しいです。
 しかし、同じ頃に開発された小型機のホンダジェットは好調に世界各国で売れているのを見ると、三菱の開発断念が余計目立ちそうです。まあ乗員乗客8人乗りの小型機と100人乗りの旅客機を比べるのも乱暴だとは思いますが。

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