今朝の奈良市アメダスの最低気温は8.8℃、昼の最高気温は15.1℃、五條市アメダスの最低気温は6.9℃、最高気温は14.5℃でした。今日は朝から雲が多い一日でしたが、夜明け頃にはどうも一雨あったようです。朝起きて道路を見てみたら、じっとりと濡れていました。ただ雨量としては大したことはなく、記録にも残っていません。本当にざっと道路だけを濡らして止んだようです。その後も雨と呼ぶにはあまりに弱い降りが日中も幾度かありましたが、その合間に晴れがあるような感じで一日ほとんど日は拝めませんでした。
そんな中、朝から近所のイオンモール併設のTOHOシネマズへ、「劇場版鬼滅の刃 無限列車編」を観に行ってきました。そのうち映画館が空いてきたら観に行こうとずっと思っていたのですが一向に客足が落ちる気配を見せませんし、娘が今日から映画館で配布される特典をどうしても欲しいと言い出すので、まあこれが機会かと行ってみたのです。
さすがにスクリーンは既に1つになっていましたが、まだここのシネコンでは3番めに大きな部屋が選ばれ、それが朝から満席になっていました。なるほど、300億に届こうとするだけのことはあります。親子連れやカップル、女性グループなど、女性の比率が高く7割位な感じでしたが、単独の高齢男性(私も含む)もいて、客層の広さがなんとなくうかがえました。まあそれくらい客を引っ張ってこないと興収1位は狙えないでしょうね。
映画自体は実に丁寧で美しい出来栄えでした。人気を博するのもむべなるかなという映像美でしたが、内容は原作を忠実に映像化しており、まさにファンのための映画に感じました。物語の背景も双方の組織も登場人物らのプロフィールも全て何の説明もなく物語が進んでいくのですから、既に観る人はそれらについて一定の知識を持っていることを前提としているとしか考えられません。これでは原作を知らないヒトは最初から置いてけぼりにされるんじゃないかと思うのですが、その一方でファン以外の大勢の観客を映画館に吸い寄せ、ついに不朽の記録を抜こうと言うところまで持ってきているのですから、正直何が起きているのか良く判りませんが、あとになって、余計な説明で尺を取らずに割り切ったのが、原作を知らないヒトにも訴えるもののある切れ味を生み出したのかもしれない、とも感じました。
映画がきっかけでアニメを見たり原作コミックを読んだりするヒトが増えているとも聞きますから、こういう思い切った割り切り方はけして悪い方法ではないようにも思えます。
ところで、隣の席の若い女性グループは、私も「ああなるほど」と思うところでグズグズ泣き出しておりましたが、私は残念ながら最後まで泣くほどの感情移入はできませんでした。まあ重要な登場人物の最後といえば、あの沖田十三を超える描写はないと思っているせいもあるのでしょうが、どうも本作のヒーロー煉󠄁獄杏寿郎の最後はちょっとばかり違和感が拭えず、それが気になってあまり感情移入できなかったのでした。
それはそれとして、内容は面白いですしアニメの動きは爽快感や迫力がありますし、とにかく絵が綺麗で見応えがありました。これなら1900円も惜しくない、そう感じさせる久々の劇場版アニメだったと思います。
そんな中、朝から近所のイオンモール併設のTOHOシネマズへ、「劇場版鬼滅の刃 無限列車編」を観に行ってきました。そのうち映画館が空いてきたら観に行こうとずっと思っていたのですが一向に客足が落ちる気配を見せませんし、娘が今日から映画館で配布される特典をどうしても欲しいと言い出すので、まあこれが機会かと行ってみたのです。
さすがにスクリーンは既に1つになっていましたが、まだここのシネコンでは3番めに大きな部屋が選ばれ、それが朝から満席になっていました。なるほど、300億に届こうとするだけのことはあります。親子連れやカップル、女性グループなど、女性の比率が高く7割位な感じでしたが、単独の高齢男性(私も含む)もいて、客層の広さがなんとなくうかがえました。まあそれくらい客を引っ張ってこないと興収1位は狙えないでしょうね。
映画自体は実に丁寧で美しい出来栄えでした。人気を博するのもむべなるかなという映像美でしたが、内容は原作を忠実に映像化しており、まさにファンのための映画に感じました。物語の背景も双方の組織も登場人物らのプロフィールも全て何の説明もなく物語が進んでいくのですから、既に観る人はそれらについて一定の知識を持っていることを前提としているとしか考えられません。これでは原作を知らないヒトは最初から置いてけぼりにされるんじゃないかと思うのですが、その一方でファン以外の大勢の観客を映画館に吸い寄せ、ついに不朽の記録を抜こうと言うところまで持ってきているのですから、正直何が起きているのか良く判りませんが、あとになって、余計な説明で尺を取らずに割り切ったのが、原作を知らないヒトにも訴えるもののある切れ味を生み出したのかもしれない、とも感じました。
映画がきっかけでアニメを見たり原作コミックを読んだりするヒトが増えているとも聞きますから、こういう思い切った割り切り方はけして悪い方法ではないようにも思えます。
ところで、隣の席の若い女性グループは、私も「ああなるほど」と思うところでグズグズ泣き出しておりましたが、私は残念ながら最後まで泣くほどの感情移入はできませんでした。まあ重要な登場人物の最後といえば、あの沖田十三を超える描写はないと思っているせいもあるのでしょうが、どうも本作のヒーロー煉󠄁獄杏寿郎の最後はちょっとばかり違和感が拭えず、それが気になってあまり感情移入できなかったのでした。
それはそれとして、内容は面白いですしアニメの動きは爽快感や迫力がありますし、とにかく絵が綺麗で見応えがありました。これなら1900円も惜しくない、そう感じさせる久々の劇場版アニメだったと思います。