かっこうのつれづれ

麗夢同盟橿原支部の日記。日々の雑事や思いを並べる極私的テキスト

福島第一原発の片付けに重大な障害が発覚。近づいただけでやばい部材が原子炉以外にもあるんですね。

2020-12-30 20:27:57 | Weblog
 今朝の奈良市アメダスの最低気温は7.1℃、昼の最高気温は11.4℃、五條市アメダスの最低気温は6.6℃、最高気温は10.2℃でした。今日は未明から降り出した雨が午前10時頃まで残り、その後雲が切れて晴れ間が現れましたが、午後、程なく分厚い黒雲が猛烈な季節風に乗って次々に飛来し、夜には雪が舞い始めました。昼の間、西からの季節風が風上には歩くのも難しい突風となって吹き荒れましたが、夜になって風の方は収まったようで、静かな夜になっています。あとは行きがどれくらい降ってくるか。日本海側を抜けてこちらまで届く雪雲はそう多くなさそうですが、それでも既に気温は1℃未満になりつつあり、このまま下がれば、降った分だけ溶けずに残りそうなので、それなりに降れば明朝の視界は白く染まることでしょう。それにしても、今日はもっと早くに天気が崩れてくると思っていましたから、昼間に青空が広がり日差しが現れたのは意外でした。その間にささっと買い物を兼ねて散歩を済ませましたが、果たして明日は外に出られるかどうか。じっと家にこもってストーブに当たっているのが幸せな気がしますが、何れにせよ明日の天気次第ですね。

 さて、東日本大震災に伴う津波で昨日喪失し爆発した福島第一原発の廃炉工程で、原子炉格納容器の真上にある放射線遮蔽を目的とした分厚い鉄筋コンクリート部材が、1時間いればヒトが死んでしまうほどの高い放射線を発する放射性物質が溜まっていることが判ったのだそうな。この部材を「シールドプラグ」と呼び、直径約12m、厚さ約0.6mもの巨大な円盤とのこと。格納容器の真上に3枚重ねで設置されており、放射性物質はその積み重ねた隙間に溜まっているらしいです。近づくだけで危険な状況ではこれを動かすのはかなり困難で、葉色工程の見直しも必要になるかもしれないとのことです。
 原発の再稼働は未だ進みませんが、この状況を見るに原発の片付け方をしっかり確立しないことには、なかなか安易に再稼働ともいかないように思います。とはいえ政府は電気への傾斜を強めているようですし、そのためには、核融合でも実用化しない限り原発再稼働は必須の項目になるはずです。事故があったとはいえ、たかだか古い原子炉一個片付けるのにこんな苦労をしているようでは、車の電動化など絵に描いた餅にしかなりそうにない感じがします。

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