かっこうのつれづれ

麗夢同盟橿原支部の日記。日々の雑事や思いを並べる極私的テキスト

中国の不動産会社が潰れかけて世界経済に影響を及ぼすなんて、一昔前には考えられない事が現実になりつつあるのですね

2021-09-21 18:42:42 | Weblog
 今朝の奈良市の最低気温は21℃、最高気温は27.5℃、五條市の最低気温は16.2℃、最高気温は27.7℃でした。今日は朝のうちは見事な秋晴れの好天気で、天気は下り坂、という話はどこにいったのか、と疑問を覚えるような素晴らしい青空を堪能しましたが、すぐに曇ってきて昼には空一面を雲が覆い、午後には今にも降り出しそうな暗い雲に覆われて、青空など僅かにも見えなくなりました。明日の予報は曇のち雨。朝の通勤時間帯に降っていなければよいのですが、この分ですとちょっと期待薄という感じです。

 さて、中国最大の不動産会社「恒大集団」が、破綻寸前なのだそうな。経営の悪化自体は数ヶ月前から表面化していたそうですが、現在は負債が2兆元(3050億ドル・34兆円)と我が国の国家予算の1/3相当の超巨額に積み上がり、自力での回復はほぼ不可能な模様です。あとは、このままなし崩しに潰れ去るのか、それとも公的資金が注入されて救済するか、あるいはたとえ潰れるにしても穏やかに整理できるよう指導が入るのか、ようは中国当局次第、つまり習近平主席次第、ということなのでしょう。その中国政府が、かつて野放図に無茶な成長を続けるこの会社を黙認してやりたい放題にさせていたのを、今になって国内で加熱する不動産バブルを沈静化させるために様々な制限を矢継ぎ早に出していったことがこの破綻につながっているわけですから、中国政府の責任は非常に大きいと思われますが、さて、もし今の流れのママ政府が破綻やむなしで事態を放置するなら、かのリーマンショックに相当する世界経済へ多大な影響を及ぼしかねないとして、注目されているのだそうな。そのためか、アメリカも日本も株価が下落してニュースになっていますし、影響は限定的、とする向きもあるようですが、最悪の事態を想定して備えておくのが吉なのだと思われます。
 それにしてもこの事態、とうとう中国も世界経済へ大きな影響を及ぼす程の力をつけてきたということの象徴かもしれない、と私は思いました。多分20年くらい前だと思いもつかない話だったと思います。更に10-20年後世界は果たしてどうなり、その中で日本はどうなっているのか、せっかく自民党も総裁選やっているんですし、次世代のリーダーが争っているのですから、そういった視点での議論もできれば聞いてみたい気がしますし、野党各党も可能ならそういう未来ビジョンを提示してくれたら良いなと思います。

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