かっこうのつれづれ

麗夢同盟橿原支部の日記。日々の雑事や思いを並べる極私的テキスト

ついに本格的な宇宙観光時代の到来かも。3日間地球周回の旅お一人さま60億円以上かかるみたいですが。

2021-09-16 19:47:51 | Weblog
 今朝の奈良市の最低気温は18.5℃、最高気温は28.6℃、五條市の最低気温は17.3℃、最高気温は26.7℃でした。今日は朝からきれいな青空が広がった、久しぶりに見た上天気でした。確か天気予報は下り坂の曇だったような、と思ったのですが、天気が良いことは別段悪いことではないので、とりあえずその高くなった空を見上げて、一時秋の青空を堪能しました。残念ながらその好天気も長くは続かず、午後からは雲が広がってすっかり天気予報通りの曇り空に変じてしまいました。夕方には今にも降りそうになっていましたので、程なく雨が降り出し、明日明後日の荒天につながるのでしょう。その荒れた天気を演出する台風14号は、中国大陸と九州の間で迷走してその威力を消耗した挙げ句、明日から真西に速度を上げて突っ込んでくるそうです。予報は我が奈良県が直撃コースに入っており、18日日中は激しい豪雨に晒される可能性もあります。まあ出かけないで家にじっとしているのが吉ですね。

 さて、アメリカのスペースX社の宇宙船「クルードラゴン」が、アメリカのお金持ちな実業家ら4人を乗せ、日本時間の今日午前9時頃、フロリダ州のケネディ宇宙センターから宇宙旅行に出発したとのことです。ロケットの打ち上げは成功、クルードラゴンは国際宇宙ステーションより更に150キロ高い高度約575キロの軌道上を1時間半ごとに1周する速度で地球を周回、3日後にフロリダ沖に降下して帰還するとのことです。
 この「クルードラゴン」は自動操縦で飛び、操縦する宇宙飛行士は搭乗していないそうです。素人の乗客4人のみの地球周回ツアー。
 その旅行費用は公開されていませんが、NASAによるとクルードラゴンが地球と国際宇宙ステーションを往復するのに、1席あたり5500万ドル、日本円で60億円必要と試算しているそうです。つまり最低でも4人分240億円、今回は更に高く上がっていますから、もう少しかかっているかも知れません。
 まあ費用こそ巨額ですが、今回これが成功したら、宇宙に行きたがる大金持ちを次々と打ち上げることになるはずです。そもそも以前は素人が宇宙に行くことなんてほとんどありえませんでしたから、とうとうお金さえ出せば自由に宇宙へと上がれる時代がついにやってきた、と言えます。もちろんその金額は庶民には縁遠いものではありますが、打ち上げ続ければだんだん値段も下がってくるでしょうし、ヴァージン・ギャラクティックやブルーオリジンといった無重力体験弾道旅行を実現した会社もありますから、これから民間企業による旅行企画の開発競争もありうるでしょう。そんな調子で事業が活発化していけば、この10年ほどで思いの外安くなってくるかもしれません。
 これは半世紀ほど生まれてくるのが早すぎたかも。ただまあそうなると人類初の月面着陸も観られませんでしたし、スペースシャトルの事故も知ることもなく、更に2001年宇宙の旅や宇宙大作戦なども知らないわけなので、今ほど宇宙に恋い焦がれることも無かったかもしれませんが。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする