奈良市の今朝の最低気温は3.1℃、昼の最高気温は16.6℃、五條市の今朝の最低気温は0.7℃、昼の最高気温は14.6℃でした。今日は午前中よく晴れて、朝は放射冷却が効いたのか強い冷え込みになりました。ただ日中の気温は上着のいらない暖かさになり、午後雲が出て日が陰ってからも、比較的暖かさが保たれていたように感じます。ただ、夜になって雨が降り出すと肌寒さが増し、久しぶりにストーブに火を入れました。この雨は明後日まで続く長い雨になりそうで、明日明後日は春の雨のような生暖かい一日になるようですが、明明後日には気温ががくんと下がり、ようやく12月らしい冬の日がやってきます。今年の11月から12月にかけては、ここ3年ほどで最も血圧が低くなっていたのですが、それも明後日までかもしれません。寒い寒いと縮こまっていないで身体を動かして暖を生み出すような生活を心がけるべきなのでしょうね。
さて、福井県の国道のトンネル内でセンターラインを越えて逆走状態になった高齢者運転の車が対向車4台と衝突したというネットニュースを観て、また高齢者の逆走事故が起こったのか、と思ってよく読んでみたら、事故が起こったのは11月17日のことで、今頃ニュースになっているのは、事故に巻き込まれた福井市内の女性が、テレビ局にドライブレコーダーの映像を提供したからのようでした。少なくとも1ヶ月前の事故ということで切迫感は緩みましたが、片側一車線、中央にラインが引いてあるだけのトンネルで逆走されたら到底逃げられないな、とその事故写真を観て恐怖を新たにしたのでした。それにしても、トンネル内で突然センターラインを越えて前から来る車にぶつかりに行ったなんて、一体何があったんでしょうね? 前方の対向車のライトがあたかも正面から迫ってくるように見えてしまいでもしたのでしょうか? それとも、トンネルの壁にぶつかってしまうかもしれないと感じる圧迫感で、一見空いているように見える対向車線へと視線が行き、ハンドルもそちらに吸い込まれそうになる「視覚吸引現象」でも生じたのでしょうか? 事故1ヶ月も経ってから報道されるのなら、その辺についても取材しておいて欲しかったように思います。新東名高速道路のトンネルのように、明るくて壁側にも十分ゆとりのある設計のトンネルならいざしらず、普通のトンネルは確かに圧迫感を感じますし、壁から少しでも離れたいという切迫した願望にとらわれるのも理解はできます。また、今の車はセンターラインによりすぎるとうるさいくらい警告が鳴ったりしますが、あれ、高齢者だと突然の警告音にかえってパニックになったりしやしないでしょうか? 高齢者に関してはまだまだマン/マシンインターフェースが十分に検討されていないと思います。色々な安全装置がかえって高齢者の事故を誘発することのないように、開発を進めてもらいたいものです。