かっこうのつれづれ

麗夢同盟橿原支部の日記。日々の雑事や思いを並べる極私的テキスト

年末の余暇に「大怪獣ガメラ」を観ました。思ったより充実した1時間強に、やはり第1作というのはいいものだと感じました。

2023-12-30 20:04:06 | アニメ特撮

 今朝の奈良市の最低気温は0.6℃、昼の最高気温は15℃、五條市の今朝の最低気温は−1.8℃、昼の最高気温は13.9℃でした。今日は朝から快晴、その後も薄い雲が少し出ただけで、よく日差しの届いた一日でした。朝こそ普通の冬並みに冷え込みましたが、そんな天気もあってか昼は12月末とはとても思えない暖かさになりました。今日からコミケが始まっているそうですが、この冬はかつて無い程に過ごしやすい、ひょっとしたら会場内の混み合っているところは暑いくらいだったんじゃなかろうかと思います。最もそれで汗でもかいたら風邪引きは必至でしょうから、参加される方々は注意していただければと思います。しかし、今夜は雨と天気予報が出ていましたが夕方の空を見上げて本当に降るのか? と疑問に思っていたのですが、改めて今雨雲レーダーを観ましたら、なんと、3時間前には九州の西にいた雨雲の塊が、もう四国東端島で届いているではないですか。なんという速さで雨の領域が東に進んでくるのか。この分だと後1,2時間のうちにこちらでも雨が降り出しそうです。天気予報、しっかり当ててくるものですね。

 さて、昨日あらかた年末にやることは片付けましたので、今日は朝から台所の換気扇の掃除をし、夕方に近所に買い物がてら散歩に出たのを除いて、ほぼ一日のんびりと過ごしました。そんな時間を有意義に過ごすべく、youtubeの角川シネマコレクションで2週間限定公開の「大怪獣ガメラ」を鑑賞しました。1965年11月公開、モノクロ映像の実に古めかしい映画ではありましたが、初代ガメラの迫力や火を吹いて回転しながら飛ぶという発想の奇抜さ、最後のカプセルに閉じ込めて火星に打ち上げるという豪快な解決手段と、存分に楽しむことができました。ただ、当時生まれてはいましたがまだ映画館に行けるような年でもなかったですし、その後もゴジラと比べるとあまりリバイバルされなかったんじゃないかと思いますが、1回位は観たはずなのですがほとんど記憶にありませんでした。ただ、お陰で新鮮な状態で観ることができたので、お得だったともいえそうです。
 内容は、実に牧歌的というかメルヘンチックというか、冒頭から最後までとにかくツッコミどころが満載な感じではあります。現時点でこんな物語を作っていたらそれこそ酷評の嵐だったでしょう。大映が翌年公開した「大魔神」と比較しても、そのお話のできの粗さは隠しようがありません(まあ「大魔神」は自家薬籠中の時代劇という点を見落としてはいけないでしょうが)。それでも、この映画はゴジラで幕を開けた怪獣ブームに拍車をかけ、後に2大怪獣と並び称されることになるガメラの記念すべきデビュー作であり、随所に、当時の技術でよくぞここまで迫力ある映像を生み出したと感嘆すら覚える怪獣スペクタクル映像が展開し、ストーリーを補って余りある効果を示していたと思います。youtubeの小さな画面でそう感じるのですから、当時映画館で観ていたら、その衝撃にしばらく立てなかったかもしれません。つくづく、平成ガメラ三部作はこの第1作あってのものだったのだなと思いました。この後ガメラは一気に子供路線に振ってしまいますが、その片鱗はすでにこの第1作でも見受けられ、普通なら殴られて終わりなガキンチョがやたら出張って、それを周りの大人達が許容するという状況がありますが、これはなにかそういう風にしないといけないような、時代背景とか空気とかあったんでしょうか?

コメント
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