かっこうのつれづれ

麗夢同盟橿原支部の日記。日々の雑事や思いを並べる極私的テキスト

舞台を大阪にした理由、といっても大した意味も無いのですが。

2009-04-19 22:11:48 | Weblog
 日曜の連載小説もようやく自分の中で定着したように感じます。それまでは、つい忘れそうになったりしたことも無きにしも非ず、でしたが、何とか未遂でここまで来ました。これからは、よほどのことが無い限りその手のミスは起きないでしょう。
 ただ、ゴールデンウィークを挟んで半月ばかりは引越し作業で大分時間をとられそうなので、その分のアップ準備を少し早めにしておく必要がありそうです。今日も総思いましてぼちぼち2回連載分くらいは直しを進めておいたのですが、それくらいではもちろん到底足りないので、合間を見て作業を進めておこうと思っています。

 お話としては、一旦周辺事情のお話に終始していた先週までと異なり、再びメインヒロイン二人の行動に視点を移して、しばらく描くことになります。まずは海水浴! と行く前にちょっと寄り道して、まずは腹ごしらえをしてもらいます。このあたりの描写は、まさしく幼少時自分が住んでいた大阪の下町の風景なのですが、この小説を書く少し前、たまたま所用で近くまで行った時に少し歩いてみましたところ、あんまり変わっていない風景に、かえって驚いてしまいました。さすがに洟垂れ小僧のときにわずかな硬貨を握りしめて通ったそのままのお店は残ってなかったですが、特にこれといった再開発もされておらず、道の狭さや軒が触れ合うばかりに建て込んだ様子は記憶のものとほとんど同じでした。でも、今行ったらどうなっているでしょうね。変わらないでいて欲しい反面、逆に時間に取り残されたような寂れ方をしていたら、それはそれで少し哀しい気もいたします。
 ところで今回舞台をなぜ大阪に選んだかというと、一番の理由は、単純に土地勘が働く場所だったからだと思います。この後も、主人公達が大阪の町を縦横に走り回ることになるのですが、全て、かつて自分が住んでいたり遊びに行ったりしてよく見知った所ばかりです。もちろん、お話としては別に東京が舞台でも全く問題ないですし、『悪夢の純情』でやったように、場所を選べばかなり綿密に描写することも出来たろうとは思います。ただ、今回はどうしても大阪でやってみたかった。『夢都妖木譚』で京都、『夢封じ 大和葛城古代迷宮』で奈良を舞台にしてみましたせいか、一度は私の人生の出発点である大阪を舞台に選びたかったのでしょう。もっとも、そういう意味ではまだ1箇所、前半生で、ある意味一番大事な時を過ごした土地をまだ舞台にしておりません。『麗しき、夢』シリーズでは一応やったのですが、何せ800年前のことですし、そのことを思えば、一度はやはり現代のその場所を舞台にしたいですね。まあ今すぐそれでお話を作るわけにもいきませんが、先々の楽しみに、どういうお話を作ることが出来るか、考えてみたいと思います。


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