ルリの鳥見日記

万年初心者バードウォッチャー、ルリの怪しさ大爆発の鳥見とラーメン食べ歩きの記録です。

ふぐだし潮 八代目けいすけ(東京都中央区銀座)

2017年03月27日 22時45分41秒 | ラーメン
※昨日食べた分
今回は鳥見の帰りに紆余曲折を経て有楽町方面に出たので、前から気になっていた店に食べに行こうということで
東急プラザ銀座の地下2階にある「ふぐだし潮 八代目けいすけ」に食べに行きました。

店の前には行列の整理用のパーテーションが・・・あるかと思いきや離れた所にあって並ぶ場所がちょっと分かりにくいです。
とりあえず順番が来て店内に入ったら入口のすぐ右脇に券売機がありました。何を食べようか・・・と
券売機を見てみたら、銀座という立地とフグを使っているということからでしょうか、値段が高いです。
ルリが選んだのはふぐだし潮らーめん極み+お茶漬けセット(2150円)。ルリのこれまでの食べ歩きの中で
ラーメン一食に個々までの金額をぶち込んだことはありません。割とよく行く「蒙古タンメン中本」で
麺一杯にトッピングやらサイドメニューをもりもり頼んだとしても1500円を超えるかどうかです(汗)。
※“極み”というのはいわゆるトッピング全乗せのことです。

案内されたテーブル席でしばし待った後に出て来たのはフグの出汁のきいた塩スープに中細平打ち麺が入り、
フグの昆布じめ、大葉、キャベツ、ネギ、穂先メンマ、味玉、麩、柚子が乗った一杯と、
別皿のレアチャーシュー、フグの昆布じめ、穂先メンマ、ホウレンソウ、更に味変用のワサビとスダチでした。

スープはフグの出汁・・・というか切り身の味がするスープと言ったところでしょうか。
あっさりしているけど魚の味がしっかり感じられるという点では鮮魚系と言えるでしょう。
麺は加水率がやや高めでプリッとした食感が良い感じで、スープの持ち上げも良好です。

フグの昆布じめは淡白な味わいでスープとの親和性も問題ありませんが、厨房内でのオペレーションの関係でしょうか、
パサつきが気になりました。大葉はラーメンのトッピングとしては意外な感じですが、このスープには合っています。
穂先メンマは見た目ほど濃いめの味付けではなく、柔らかい食感が良い感じです。
ネギは正直言ってあまり主張しないのですが、どちらかと言うと彩りの足しでしょうか。
問題は千切りのキャベツです。食感に変化が出るのは良いのですが、これ必要?と疑問が沸いてきます。
味玉がきっちり半熟で過不足ない味のしみ具合に仕上がっているのはさすがです。
レアチャーシューはしっとりした食感が印象的で、単体ではかなりの美味なのですが、
それ故にスープに浸すとスープの味をぶちこわしそうでスープに浸すことが出来ませんでした。
あと、ホウレンソウは出番を間違えたかのような違和感がぬぐえませんでした。
味変用のワサビとスダチは元のスープのフグの出汁がしっかりしていたこともあってあまり影響がありませんでした。

麺と具材をほぼ食べきってお茶漬けセットを頼んだところで店員さんが残ったスープに焼き石を入れて
スープを再加熱してお茶漬け持って来てくれました。フグの出汁で炊いたご飯に熱々になったフグの出汁のスープを
注いでフグの昆布じめを乗せてかき混ぜてお茶漬けの完成ですが、味変用のワサビでちょっと味が引き締まる印象です。

全体的にはフグを味わい尽くすことを主眼に置いた一杯だと思いましたが、
それ故に価格設定がラーメンらしからぬものになってしまっていると感じました。
万人向けとは言い難く、フグの出汁でラーメンを食べるという味覚体験に
この金額を払える価値観を持った人だけが納得できる、そんな印象です。
コメント
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