ルイガノ旅日記

あちこち出かけた場所で目にとまったもの、
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太宰府天満宮

2023年07月20日 | 福岡
九博『憧れの東洋陶磁』展を観た後は、「虹のトンネル」を抜けてお隣の太宰府天満宮へ。(動く歩道やエスカレータで結ばれた連絡通路は、様々な色彩でライトアップされていることから、「虹のトンネル」という愛称で呼ばれます)


手水舎や楼門の手前に設置された風鈴飾り。曇り空ながらも暑さ厳しい日でしたが、ガラス風鈴の音で少しだけ涼しく感じられました。外国からの観光客も珍しそうに写真を撮りながら歩いていましたが、風鈴の音に涼を感じる感性は、国境を越えて通じるものがあるのでしょうか。


参道を通るたび、目に留まる麒麟像。幕末、博多商人らから寄進されたものです。元々2体あったのですが、太平洋戦争中に金属供出を求められ、1体は解体されてしまいました。幸いにして、この麒麟像は難を逃れたのだそうです。


威風堂々たる入母屋造りの楼門。幾度か焼失しましたがその度に再建され、現在の楼門は大正3年(1914)に再建されたものです。


令和9年(2027)は、道真公没後1,125年となる式年大祭が執り行われます。これを前に令和5年から3年をかけて、本殿は124年ぶりの大改修の真っ最中。このため現在は、本殿の前に「仮殿」が置かれています。屋根の上に土が盛られ樹々が植えられているのは、鎮守の森の豊かな自然を象徴するもので、道真公を慕って一夜のうちに都から太宰府に飛んできたという飛梅伝説に因んだものだそうです。


工事中の本殿。その前の木が飛梅です。


梅ヶ枝餅の店が多く軒を連ねる参道。中でも「かさの家」は行列が絶えない人気店ですが、本殿工事中のためか、幸いこの日は空いていて並ばずにすみました。


私たちも店の中で焼きたての梅ヶ枝餅を戴きました。この後、かさの家と寺田屋の梅ヶ枝餅を買って、家に帰って食べくらべ。かさの家は機械焼き、寺田屋は手焼きという違いはありますが、どちらも美味しかったです。


今日7月20日、中国・近畿・東海が一斉に梅雨明けとなりましたね。朝からセミの声が響き、蒸し暑い日が続く九州ですが、大気不安定のため梅雨明けはもう少し先の予想。今年は、北陸、関東甲信、東北に先を越され、来週半ばくらいの梅雨明けとなりそうです。
コメント (6)
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