例年になく、ゆっくりと北上を始めた桜前線。九州では開花情報が相次ぎ、遅ればせながら開花ラッシュとなっています。週末は、私が勝手に地域の標本木に指定している八剱神社の桜を見に行ってきました。
ごく淡いピンクというよりも、むしろ純白に近い花びら。ソメイヨシノならではの風情がありますね。
桜の開花観測が始まったのは1953年。それから1990年までは3月下旬から4月上旬に開花していました(関東以西)。
そんな時代、開花から1週間くらいで満開を迎えると、ちょうど見ごろに新学期が始まる……私たちが子供の頃は、桜と入学式のイメージが重なっていましたが、近年は地球温暖化の影響などによって、年々開花が早まってきていますね。
桜を見た後は、八剱神社に参拝しました。一の鳥居と二の鳥居の間にある楡の古木。地面からほぼ水平に伸びる太い幹を石の柱が支えています。年月を経るごとに一体化して、楡の木が石柱を飲み込んでいるように見えますね。
拝殿に向かって左側の逆立ち狛犬、吽形(うんぎょう)。あまり見かけることはありませんが、逆立ちする狛犬の多くは明治から昭和初期に造られたものだそうです。
貞元元年(976)の創建と伝えられる八剱神社。日本武尊、天照大神、神功皇后が祀られています。
【写真追加】今日は新しいウォーキングシューズの足慣らしに、ぐるっと2時間ほど家の周囲を歩いてきました。道すがら、少し開花が進んできた桜を撮ってきましたので写真を追加します。
力丸交差点近く、本城霊園入口付近の桜並木です。
光貞池公園はほぼ満開と言ってもいいくらい。春休みで子供たちが大勢遊びに来ていました。
こちらはソメイヨシノではなくヤマザクラです。
桜ではありませんが、ウォーキング中に桃の花が咲いているのを見つけました。
こちらはフレーバーグリーンのライミー。花の数では桜にかないませんが、わが家の庭で次々と開花しています (^^ゞ
週明けには各地で入学式シーズンを迎えます。寒の戻りなどの影響で開花が遅れた今年の桜ですが、そのおかげで満開に近いあいだに入学式を迎えられるかもしれませんね。