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日本ワインのイベント @ラ・ネージュ東館

東京は、昨日は晴天には恵まれたものの気温は上がらず、今日は日差しも少ない「冬」を感じさせる寒い日が続きました。

さて、ずいぶん日にちは空いてしまいましたが、先月23日のラ・ネージュ東館 日本ワインのイベントです。

口開けはココ・ワイナリーの「のぼっこ」という、醗酵中にできた二酸化炭素の微泡が残っているスパークリングのような赤ワインの2008年もの。

使われているのは小公子という早熟な葡萄で、フレッシュなフルーツの香りや酸味が爽やかなワイン。

お料理は、帆立貝柱と手長海老、きたあかりのサラダ 柚子風味。



柚子の風味(酸味)と隠し味に使われている蜂蜜の甘さが、ワインのフルーティーさを引き立てます。

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白ワインの2杯目は、北海道岩見沢の中澤さん(中澤ヴィンヤード)がつくる「栗沢ブラン2007」。

使われている葡萄は、ピノ・グリ、ケルナー、ゲヴェルツ・トラミナー、シルヴァーナ。

お料理は、赤ヤガラのポワレ、トリュフ入り菊芋のブルーテ添え。



濃厚なソースが淡白な赤ヤガラを引きたてています。

ところでブルーテとはビロウドの意で、「だしにルー、クリームなどでとろみをつけた(ビロードのようになめらかな)基本のソースのこと」と柴田書店の本にありました。 

料理との相性もあるのでしょうが、この「栗沢ブラン」 素晴らしい仕上がり! 


続く料理は、仔鳩肉のレバー包み焼き、カカオソース。



これにあわせるワインは、洞爺湖サミットの晩餐会に用いられた「風のルージュ」。 

小布施ワイナリーの曽我さんの弟(貴彦)さんが北海道余市で栽培した品種「ツヴァイゲルトレーベ」(オーストリア原産)をココ・ワイナリーが醸造しました。
樽で16ヶ月醸成した香りは、スパイシー且つ豊かな果実味とバランスのとれた酸味と渋味の素晴らしいワイン。 

少しだけ気になったのは、ジビエ系ではソースに血を使うことも多いのですが、仔鳩とカカオとの取り合わせはチョッと冒険かな?
というのは、カカオソースは詰め物のレバーの香りが強調され、レバーが苦手な方にはチョッときついかも? 

最後のチーズといただく赤ワインは「タナ・ノートン2006

オーク樽で18ヶ月熟成したフル・ボディの赤ワインは、こちらもトロ~リと熟成の進んだウォッシュタイプのチーズとの相性が◎! 

食後のフリーティスティングでは、既に完売で幻の…と言われる「第一楽章2000」をはじめ、貴重なワインを味わいました。 
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