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皇居東御苑

今日(5月5日)は立夏。
暦の上では8月7日の立秋までの間が「夏」となります。 

今日の東京は気圧の谷の影響で、どんよりとした曇り空ですので、あまり「夏」って感じはしないのですが、昨日はまさに「初夏」を感じるいい天気でした。

昨日も書きましたが、溜まっていた家事を片付けて、東京駅そばのインデアンカレーでランチを済ませてから、特に目的もなく丸の内界隈をお散歩。。。 

異彩を放っていたのは、4月30日竣工の地上34階建「丸の内パークビルディング」と復元されたジョサイア・コンドル設計の「三菱1号館」。

昔と同じ製法で230万個もの赤レンガを中国の工場で焼いたそうですが、そのレンガが妙に艶々していて、違和感が拭えず写真は撮らず。。。 

和田倉の噴水公園から大手門をくぐって、皇居東御苑にやってきました。

普段ほとんど人気のない苑内は「なんでこんなに人がいるの?」ってくらいの人出にビックリ! 

ただ、敷地が相当に広いので 初夏の日差しを浴びながらノンビリと散策が楽しめました。

元「本丸」があった芝生広場で目立つのが深いピンクのウツギ。



帰ってから調べたら「タニウツギ」で、スイカズラ科の植物の一種。
田植えの時期に花が咲くので「田植え花」とも呼ばれているそうです。 

そのそばに咲く白い花は「バイカウツギ」。



漢字で書くと「梅花空木」。 花のかたちが梅に似ていますね。

この「ウツギ」という名前、茎の中が空洞になっているんですってね!
だから、「空(うつろ)な木」→「空木(うつぎ)」となったと言われています。

芝生の片隅にたつのはアヤメ? 



いえいえ、これは「イチハツ」。
アヤメに似ていますが、江戸時代 中国から渡来したそうです。
花びらの外側中央部にとさか状の突起(白いところ)があるのと、花びらに暗色の細長い筋状の模様があるのも特徴とありました。 

本丸を後に、北側にある北桔橋門(きたはねばしもん)から竹橋へと向かいました。

ところで、何でこの字を「はねばし」と読ませるのかは分かりませんが、この門から入ったすぐ先には天守閣もあり、江戸城北側の守りの最重要拠点であったことは間違いありません。
ですから、この門の両側の平川濠・乾濠ともに江戸城では最も深く急峻な石垣で守られている上に、この濠に架かる橋を跳ねあげて防御していたそうです。 

竹橋に向かうお堀端の松には立派な花(雌雄同株)と松ぼっくりがついていました! 

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