goo

上賀茂神社の「御阿礼桜」

連休後半2日目。今日も東京は晴れ
東京の桜の季節はとうに過ぎましたが、弘前をはじめ、東北では今頃が桜の盛り。一度訪れてみたいものです。

明日5日には本年で921年目を迎える神事「賀茂競馬競馳(かもくらべうまきょうち)」が行われますが、下のアルバムは先月16日 能登路の旅から回った京都は 上賀茂神社の「御阿礼(みあれ)桜」


をクリックすると、フルスクリーンモードで見られます。

上賀茂神社と言えば、一の鳥居をくぐった右手に並ぶ 孝明天皇御下賜の「御所桜」と斎王が愛でられた「斎王桜」が有名ですが、二の鳥居をくぐった先の御阿礼桜もなかなか見事です。
こちらは 4月16日に撮った「斎王桜」

さて その「御阿礼」の名前の云われは、少々長くなりますが、、、
葵祭に先だって行われる 5月12日の神迎えの神事といえば下鴨神社の「御蔭祭・みかげまつり」がよく知られていますが、上賀茂神社の「御阿礼・みあれ」は、深夜に完全非公開で行われるため、ほとんどあること自体知られていません。
この神事は 上賀茂神社の祭礼の諸行事の中で最も重要で古い由来を持つと言われていますが、その神事の時 この下を神幸することから、「御阿礼桜」と呼ばれています。
また、同社のホームページには葵祭の起源について、次のように書かれています。
その起源は太古別雷神(わけいかづちのかみ)が現社殿北北西にある神山(こうやま)に御降臨された際、御神託により奥山の賢木(さかき)を取り阿礼(あれ)に立て、種々の綵色(いろあや)を飾り、走馬を行い、葵楓(あおいかつら)の蔓(かずら)を装って祭を行ったのが当神社の祭祀の始めであります。

二の鳥居の正面に位置する「細殿」前の一対の「立砂」はそれを表したものなんですね

コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )