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大飯原発の運転差止め判決を聞いて、、、「わが涙滂々」

今日の東京は晴れていたかと思うと 急に風が吹いてきて黒雲から雷鳴が轟く、変わりやすい一日でした。
昨日(21日)福井地裁で 関西電力大飯原発3、4号機の運転差し止めを命じる判決が出されましたが、その判決を聞いて、福島を第2の故郷とする小島力さんの詩集を再読しました。


地裁判決は、その核心部分で要旨以下のとおり述べています。
被告は原発稼働が電力供給の安定性、コストの低減につながると主張するが、多数の人の生存そのものに関わる権利と電気代の高い低いという問題を並べて論じるような議論に加わり、議論の当否を判断すること自体、法的には許されない。原発停止で多額の貿易赤字が出るとしても、豊かな国土に国民が根を下ろして生活していることが国富であり、これを取り戻すことができなくなることが国富の損失だ。

小島さんは第2次大戦で都内から福島に疎開。そこを第2の故郷として郵便局に勤める傍ら、山に分け入りキノコ採りなどをしながら生活してきた方ですが、あの福島原発の事故で再び故郷を失ったその悲しみを切々をうたった詩集です。


2013年5月に西田書店から出版されました

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