平成エンタメ研究所

最近は政治ブログのようになって来ました。世を憂う日々。悪くなっていく社会にひと言。

CHANGE 第4話

2008年06月03日 | 職業ドラマ
★総理大臣・朝倉啓太(木村拓哉)。
 なかなかいいぞ。
 ミズクラゲの賠償請求。
 第1話で「間違ったことは謝る」という演説をしたが、「間違ったことは謝る」という姿勢は今回も変わらない。
 第3話で「国民と同じ目線で政治をする」と約束したが、それも変わらない。
 啓太は言う。
 「普通の生活をしている人より国の方が偉いんですか?官僚の方が偉いんですか?」

 官僚に嫌われることを怖れ、党のしがらみで自分を見失っている現在の政治家。
 啓太は彼らとは違う。
 揺るがない自分の信念で突っ走る。
 まあ、小泉元総理と似てますね。
 今回のクラゲの事件を郵政民営化だと思えばいい。
 小泉さんも党や官僚の思惑など関係なく民営化を押し通した。
 現在は啓太や小泉さんの様なリーダーシップが求められている。小泉政治の弊害は別の問題として。
 啓太も小泉さんの様に国民の意思を問う解散総選挙をやるのかな?

 「自分が理解できていないと署名できない」というのは篤姫と同じ。
 彼女は自分の目で確かめてみないと前に進めない。
 人の評判でなく自分の目で家定の本当の姿を見ようとした。
 啓太もそう。ミズクラゲのことにこだわっている。
 
 小泉さんに篤姫、この辺が現在日本で求められている人物像なのでしょう。
 啓太もそうだ。

★作劇で言えば小野田(中村敦夫)が面白かった。
 国の不利益になるのに大学教授の名前を教える小野田。
 僕は小野田たちが啓太の反対勢力で敵、神林(寺尾聰)が裏で啓太を応援する味方だと思っていた。
 それを見事に裏切ってくれた。
 うまいストーリーテリング。

★それにしてもこの作品豪華ですね。
 中村敦夫さんに、石黒賢さん、神山繁さんら顔見せ的な脇役陣も豪華。
 おまけに西村雅彦さんに森本レオさん。
 SPの大倉孝二さんも良い味出してる。
 これだけ豪華だと画面が締まります。

★名セリフは
 韮沢(阿部寛)の「首相特別補佐官の韮沢です」と
 理香(深津絵里)の「黙って指示に従って。首席秘書官は私です」

 いずれも韮沢、理香の意思表明だが、かたやギャグ、かたやドラマ。
 せりふとして対になっているのもおしゃれだ。

※追記
 啓太も神林も後部座席のシートベルト、しっかり締めてましたね。
 さすが!


コメント
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