平成エンタメ研究所

最近は政治ブログのようになって来ました。世を憂う日々。悪くなっていく社会にひと言。

CHANGE 第5話

2008年06月10日 | 職業ドラマ
★今回は室内劇
 総理大臣・朝倉啓太(木村拓哉)の家で繰り広げられるドラマ。
 三谷幸喜さんの「総理と呼ばないで」も室内劇だったけど、政治ドラマには室内劇がよく似合う?
 それとも製作予算の問題でロケやたつ巻シーンを作れなかった?

 内容は米・通商代表のビンガムとの外交交渉と韮沢(阿部寛)の娘の結婚話。
 国レベルの話と親子の話が同居している所がミソ。
 これで面白くなった。
 ”The goverment of US is……”と切り出すと玄関のチャイムが鳴る。
 外交交渉の後ろで親子の愁嘆場が繰り広げられる。
 この異質なものの組み合わせ。

★今回のお言葉
 この作品は啓太が言葉を見出していく作品だが、その辺もしっかり押さえている。
 今回の言葉は「考えよう。話をしよう」。
 そして「相手は自分とは違うんだ、同じ人間なんていないんだ」ということに気づこうということ。
 人間関係において忘れがちなことだ。
 人は他人を自分と同じ人間だと思って自分を押しつけてしまう。どうしてそうしないんだと強制してしまう。
 現実にはこれだけの言葉でアメリカの通商代表が引き下がるとは思えないが、ここで解決してしまう所がこのドラマ。
 啓太が構造協議の内容を勉強ですべて記憶しているというのも現実には嘘っぽい。ドラマの主人公だ。
 もっともこれらの弱点よりも作者には伝えたいことがあるのだろう。
 今回は「話をしよう。相手は自分とは違うことに気づこう」。

 この作品は教訓ありの軽妙なコメディ。
 韮沢など登場人物の魅力で引っ張っている。
 ドラマや感動という点ではいささか弱い。

※追記
 アメリカ大統領選。オバマのスローガンは「CHANGE」。
 偶然の一致だろうが、脚本の福田さんは時代をとらえるのが上手い。

 e-MOBILEの猿のCM。
 ここにも「CHANGE」が使われているがタイアップなのか?

※追記
 通商代表のビンガム役は何とニコラス・ペタス!!
 韮沢の娘役は上原美佐さん!
 バブル系の高飛車な女性の役が多い中、今回は恋にひたむきな女性役!
 また登場してほしい。
 恋人のロッカー役はDAIGOさんじゃなかったんですね。


コメント (2)
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