平成エンタメ研究所

最近は政治ブログのようになって来ました。世を憂う日々。悪くなっていく社会にひと言。

ラスト・フレンズ 第9話

2008年06月06日 | 恋愛ドラマ
★きれいにはまったかの様に見えたパズル
 登場人物たちをジグソーパズルの一片と考えると今回はそれらがきれいにはまったような感じだった。
 瑠可(上野樹里)とタケル(瑛太)はわかりえる友達。
 美知留(長澤まさみ)は自立し新たな恋を見つけようと思う。
 瑠可はそんな美知留を愛情を持って応援する。

 しかしそれをぶち壊す存在・宗佑(錦戸亮)。
 再び病院にメロンを持っていったエリ(水川あさみ)の様に、宗佑の『独占愛』も愛の形としてはありかなと思っていたけれど、今回のはいただけない。
 完全に視聴者の共感をなくしましたね。
 宗佑は美知留たちの調和を破壊するモンスターキャラ。
 作者は宗佑の哀しみを描くのをやめ、今後はモンスターキャラとして描いていくのだろうか?
 難しいバランスだ。一歩間違うとホラー映画になってしまう。

★次回から最終章
 ドラマは静から動へ。
 今までが内面を描く静かな進行だっただけに今回2回の動の部分は衝撃的。
 次回以降は戦い?
 「最終章」というと去年の「わたしたちの教科書」を思い出してしまう。
 あのドラマは個人的には破綻していたと思っているが、この作品もそうならなければいいなと。
 不安要素は前述の宗佑の描き込みの件
 美知留の描き込みの件
 美知留の不用意な発言が今回のふたつの事件を巻き起こしたとすれば、現在のシーンで美知留はもっと悩んでいなければならないはず。
 今回のことで言えばタケルの事件は警察が動いて当然の傷害事件。警察はどうした?
 線路に飛び込んだ事故がどれくらいのものかわからないが、宗佑があんなに強いのもちょっと……。
 錦戸さんの狂気の芝居はすごいけど。
 瑠可との格闘は気持ちのぶつかり合いも感じた。

 さて作者はこの作品をどうまとめるのか?


コメント (2)
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