「死は志を受け継ぐ者にとっては始まり」
こうして高杉(伊勢谷友介)の志は龍馬(福山雅治)に引き継がれた。
その象徴が届けられた奇兵隊の旗。
というお話。
そして高杉の志・DNAは語り継がれ、物語となり、大河ドラマ「龍馬伝」となって我々に引き継がれる。
僕は高杉の「面白きこともなき世に面白く……」という辞世の句が好きなのですが、僕の中にもしっかり高杉は生きている。
物語としては普通に面白い。可もなく不可もなく。
だからレビューが非常に書きにくい。
ではあまり物語にのめり込めない理由は何だろう?
「坂本さん…頼みましたよ」と高杉が言うラストまでの流れが見えてしまったためか。
高杉や龍馬の<新しい日本の国造り>をするという強い思いが作劇で伝わって来なかったためか。
あるいは現代に生きている僕に龍馬や高杉の言う<新しい日本の国造り>など言葉の遊びで、絵空事だという思いがあるからか。
龍馬の言う<みんなが笑って暮らせる世の中>も菅総理の<最小不幸社会>も鳩山元総理の<友愛社会>、安倍元総理の<美しい国>も何か違う気がしますからね。
むしろ弥太郎(香川照之)のリアルな現実主義の方が説得力がある。
あと今回描かれたのは、中岡慎太郎(上川隆也)。
<幕府を倒して新しい世の中の仕組みを作る>という山の頂上に登るのにも様々な道があるんですね。
目的は同じでも、龍馬と高杉、中岡と木戸(谷原章介)では手段が違う。
この対立図式は今後も描かれていくのだろうが、もう十分にわかったのであまりくどくならない方がいい気がする。
こうして高杉(伊勢谷友介)の志は龍馬(福山雅治)に引き継がれた。
その象徴が届けられた奇兵隊の旗。
というお話。
そして高杉の志・DNAは語り継がれ、物語となり、大河ドラマ「龍馬伝」となって我々に引き継がれる。
僕は高杉の「面白きこともなき世に面白く……」という辞世の句が好きなのですが、僕の中にもしっかり高杉は生きている。
物語としては普通に面白い。可もなく不可もなく。
だからレビューが非常に書きにくい。
ではあまり物語にのめり込めない理由は何だろう?
「坂本さん…頼みましたよ」と高杉が言うラストまでの流れが見えてしまったためか。
高杉や龍馬の<新しい日本の国造り>をするという強い思いが作劇で伝わって来なかったためか。
あるいは現代に生きている僕に龍馬や高杉の言う<新しい日本の国造り>など言葉の遊びで、絵空事だという思いがあるからか。
龍馬の言う<みんなが笑って暮らせる世の中>も菅総理の<最小不幸社会>も鳩山元総理の<友愛社会>、安倍元総理の<美しい国>も何か違う気がしますからね。
むしろ弥太郎(香川照之)のリアルな現実主義の方が説得力がある。
あと今回描かれたのは、中岡慎太郎(上川隆也)。
<幕府を倒して新しい世の中の仕組みを作る>という山の頂上に登るのにも様々な道があるんですね。
目的は同じでも、龍馬と高杉、中岡と木戸(谷原章介)では手段が違う。
この対立図式は今後も描かれていくのだろうが、もう十分にわかったのであまりくどくならない方がいい気がする。