平成エンタメ研究所

最近は政治ブログのようになって来ました。世を憂う日々。悪くなっていく社会にひと言。

残業代ゼロ法案~塩崎厚労大臣が本音を吐いた!「我々としては小さく産んで大きく育てると」

2015年05月02日 | 事件・出来事
 塩崎厚労大臣が「残業代ゼロ法案」について本音を吐いた。
 現状の残業代ゼロの対象者は年収1075万以上だが、これを下げる気満々なのだ。

 経団連からもっと対象者の金額を下げることを期待されて、塩崎大臣はこう答えたらしい。
「ですから皆さん、それはぐっと我慢して頂いてですね、まあとりあえず通すことだと言って、合意してくれると大変ありがたいと思っています」
「ものすごく少ないところでスタートするんですけど、まあ、我々としては小さく産んで大きく育てると」

 要するに
 現在は年収1075万以上が残業代ゼロの対象なんですけど、これは法案を通すための方便で、いずれはもっと下げていきますよ、ということなのだ。

 その証拠となる塩崎大臣の音声テープもYouTubeにUPされている。
 UPしたのは、ブラック企業対策弁護団の弁護士さん。

 塩崎厚労大臣,残業代ゼロ法案について本音を暴露!(YouTube)

 はい、これでよくわかりましたね、現在の自民党が誰のために政治をやっているか。
 <経団連に代表される大企業のために政治>をおこなっている。

 アベノミクスとやらだって、恩恵を受けているのは、株などの資産をもっている富裕層と車などの輸出企業。
 庶民や中小企業は円安で、原材料の輸入価格があがり、生活や経営はますます苦しくなるばかり。
 今や大企業の内部留保は過去最高の285兆円。
 一方、実質賃金は23ヶ月マイナス。
 格差社会はどんどん拡がっている。

 <小さく産んで大きく育てる>というのも安倍自民党の常套手段。

 集団的自衛権は限定的と言いながら、いつのまにか世界のどこにでもアメリカといっしょに戦争する形になっている。
 特定秘密法も限定的と言っているが、何が秘密か明らかにされていないのだから、政府に都合の悪いことはいくらでも隠せる。
 憲法改正も最初は環境権とか誰もが納得しやすいものから入って、平和や人権に関する事項に踏み込もうとしている。
 今回の残業代ゼロも年収1075万以上から年収500万くらいまで下げるでしょうね、そうしないと経営側にとってメリットがない。
 本当に安倍のやり方って姑息で、卑怯だな。

 
  ※経団連の偉い人と握手している安倍首相。
  「残業代ゼロ、いずれ500万くらいまで下げますよ。何しろマスコミは押さえ込みましたし、国民はバカですから」と言っているかもしれない。

コメント (2)
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