平成エンタメ研究所

最近は政治ブログのようになって来ました。世を憂う日々。悪くなっていく社会にひと言。

曽野綾子のあきれた発言~「高齢者は適当な時に死ぬ義務がある」「いくらでも生きたいは傲慢」

2016年02月05日 | 事件・出来事
 作家の曽野綾子(84)がまたまた問題発言。
「高齢者は適当な時に死ぬ義務がある」

 話は、90代の病人がドクターヘリによる救助を要請したことから始まった。
 曽野綾子はそれを「利己的とも思える行為」と批判。
 要するにドクターヘリを要請することはお金がかかるし、国の財政負担を増やすから、老い先短い老人は控えろと言うのだ。
 そして、さらに次のように言及。
「生きる機会や権利は若者に譲って当然だ」
「ある年になったら人間は死ぬのだ、という教育を、日本では改めてすべき」
「いくらでも生きたいは傲慢」
「権利を求め倒し、医療を使い倒し、他人を頼り倒すことは肯定されない」
「ドクターヘリなど高度な医療サービスについても法的に利用者の年齢制限を設けたらいい」

 怖いですねぇ。
 これらの根本にあるのは<お年寄りは年金、医療などで国の財政に負担をかけるから早く死ね>という考え方だ。
 これは明らかに国家主義者の考え方。
 個人よりも国家が大事!
 さらに怖いのは、あと10年もすれば、この考え方が曽野ひとりの妄言に留まらず、一般的なものになりそうなことだ。
 永年、苦労して積み立ててきた年金なのに、それをもらうことが後ろめたくなったり、病院に行くと冷たい目で見られるようになったり……。
 あ~ぁ、イヤだ、イヤだ。
 全然、やさしさがない。

 そもそも曽野綾子ってキリスト者で保守論者なんですよね?
 キリスト者なら、どうして他者への愛や思いやりがないのかな?
 保守論者なら、長幼の序、年上の者を敬うことを第一にするはず。
 こんな人物が<道徳の教科書>に載ってるんだから、世の中は狂ってるねぇ。

 ネットでは、この発言に対して、次のような批判が寄せられたという。
「長生きは『利己的』らしい」
「あなたからどうぞ、としか」
「『適当な時』は誰がどういう基準で決めるんでしょう」
 確かに。
 曽野綾子氏には、これらの批判に対してぜひとも反論してほしいものだ。
 たとえば、
 『適当な時』とはいつなのか? 84歳の曽野綾子は適当な時に当てはまるのか?
 自分や自分の親しい人がドクターヘリのお世話になった時、どう処するのか?

 あと、この考え方は、<社会の役に立たない者は死ね>って発想に発展していきますよね。
 その適用範囲がどんどん拡大されていく。
 あ~ぁ、イヤだ、イヤだ。
 これだから国家主義者や偏狭な保守論者は嫌いなんだ。
 本当に醜い。
 そう言えば、自民党の武藤貴也も、戦争反対のデモをすることは「利己的」って言ってたなぁ。



※関連記事
 「高齢者は適当な時に死ぬ義務あり」84歳曽野綾子発言がブーメランに ネットで「あなたからどうぞ」(J-CASTニュース)

コメント (6)
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