売れるためには話題性が必要。
そのために殺人者と取引し、冤罪をつくりだした。
そんな売れない芸人の話だった。
でも、これで芸が荒れてしまったんですね。
「純粋に観客を笑わせたい」
「つらいことも理不尽なことも、笑かすことで落とし前をつける」
そんな思いが穢れてしまった。
結果、客の前に立って漫才をしても全然、楽しくない。
「コースケを売り出すために自分はいた」
こう語る桑島伝(渋谷謙人)はプロデューサータイプですよね。
客の前に立つことよりも、売れるための話題づくりに一生懸命になってしまった。
一方、相方の原田コースケ(駒木根隆介)は隠れて客の前に立てない時に「早くマイクの前に立ちたいよ」と嘆いた。
これぞ芸人魂。
コースケは根っからの芸人なのだ。
作劇としては、<右京さん(水谷豊)の犯人を前にした語り>+<でんすけの漫才>で、真相を描いた。
右京さんの真相披露に漫才を掛け合わせた所が面白い。
そうすることでドラマチックな効果を狙ったのだろう。
しかし、漫才がイマイチだったので、その効果が半減。
逆にシラけてしまった。
キャスティングとしては役者さんを使うか、漫才コンビを使うか、迷う所。
駒木根隆介さんも渋谷謙人さんも役者だから、スタッフは前者を選んだようだが。
右京さんの推理も、普通なら犯人は証拠となるネイルを何らかの形で廃棄するよなぁ。
何しろ被害者の血がついているのだから。
ネイルの受け渡しも、あんな手の込んだことをしなくても、どこかで会えばそれで済む話。
刑事コロンボの『ロンドンの傘』は、閉じた傘の中に証拠品が入っていたというオチだったが、それを意識したのだろうか?
そのために殺人者と取引し、冤罪をつくりだした。
そんな売れない芸人の話だった。
でも、これで芸が荒れてしまったんですね。
「純粋に観客を笑わせたい」
「つらいことも理不尽なことも、笑かすことで落とし前をつける」
そんな思いが穢れてしまった。
結果、客の前に立って漫才をしても全然、楽しくない。
「コースケを売り出すために自分はいた」
こう語る桑島伝(渋谷謙人)はプロデューサータイプですよね。
客の前に立つことよりも、売れるための話題づくりに一生懸命になってしまった。
一方、相方の原田コースケ(駒木根隆介)は隠れて客の前に立てない時に「早くマイクの前に立ちたいよ」と嘆いた。
これぞ芸人魂。
コースケは根っからの芸人なのだ。
作劇としては、<右京さん(水谷豊)の犯人を前にした語り>+<でんすけの漫才>で、真相を描いた。
右京さんの真相披露に漫才を掛け合わせた所が面白い。
そうすることでドラマチックな効果を狙ったのだろう。
しかし、漫才がイマイチだったので、その効果が半減。
逆にシラけてしまった。
キャスティングとしては役者さんを使うか、漫才コンビを使うか、迷う所。
駒木根隆介さんも渋谷謙人さんも役者だから、スタッフは前者を選んだようだが。
右京さんの推理も、普通なら犯人は証拠となるネイルを何らかの形で廃棄するよなぁ。
何しろ被害者の血がついているのだから。
ネイルの受け渡しも、あんな手の込んだことをしなくても、どこかで会えばそれで済む話。
刑事コロンボの『ロンドンの傘』は、閉じた傘の中に証拠品が入っていたというオチだったが、それを意識したのだろうか?