平成エンタメ研究所

最近は政治ブログのようになって来ました。世を憂う日々。悪くなっていく社会にひと言。

逃げるは恥だが役に立つ~<契約結婚>という形式が、みくりたちにはちょうどいい距離感だった

2016年10月12日 | 恋愛ドラマ
 契約結婚!
 契約関係で給料を払うとはいえ、ガッキーが家にいるのである。
 男にとって、こんな幸福なことはないだろう(笑)
 おまけにガッキーが演じる森山みくりは、料理が上手で細かいことによく気づく家庭的な女性。
 病気の時には看病捨てくれる!
 男にとっては、夢のようなドラマ!

 一方で、住み込みの家政婦さんとどう違うのか? という点で考えてしまうが、契約結婚には、一応<結婚>というフィルターが入っている。
 お互いを結婚相手として見るだろうし、外から見れば結婚したカップル=夫婦だ。
 家政婦さんとは、ちょっと意識が違ってくる。
 果たして、みくりと津崎平匡(星野源)の関係はどうなるのか?

 もっとも、ふたりの間にはすでに愛が芽生えていると思うんですよね。
 みくりがおこなった網戸の掃除。
 津崎はこれによって部屋の中が新鮮で明るくなったことに感動し、みくりは自分のしたことを認めてくれた津崎に喜びを感じた。
 津崎は病気の時に財布を預けられるほど、みくりのことを信頼しているし、みくりは小鳥にエサをあげる津崎のやさしさを微笑ましく思っている。
 <感動><喜び><信頼><笑顔>
 こんな素敵な関係ってない。
 みくりも津崎も不器用だから、距離をうまく縮められないだけ。
 <契約結婚>という形式が、ふたりにはちょうどいい距離感だった。
 
 <結婚>に至るプロセスには、さまざまなものがある。
・親が決める
・お見合い
・熱烈な恋愛
・同棲
・できちゃった婚
 <結婚>という山の頂上に登るには、いくつものルートがあるのだ。
 契約結婚もそのひとつ。

 職業に関しても、<妻>や<夫>という職業があってもいい。
 世の中には、レンタル友達、レンタルおじさん、レンタル救世主(←新ドラマ!)といった職業があるらしいが、それが時代の要請なのだろう。
 これが、多様性だ。
 権力や法律や常識ってやつは、人をひとつの枠にハメたがるが。

 友達
 恋人
 夫婦
 男女の関係の中に、<契約結婚>という新しい関係が誕生した。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする