無回答、コピペ、ダブスタ～生稲晃子さん、「政治家としての資質」を問われて連日バッシング！

　参議院選挙。
　自民党候補・元おニャン子クラブの生稲晃子氏の「政治家としての資質」が問われている。

　発端は、NHKのアンケート調査の質問に対し、『憲法改正』以外「無回答」だったこと。
　あれれ？　この人、何も考えていないのかな？
　国会議員になったら勉強します！　ってタイプの人かな？
　という指摘を受けて、「スタッフとの連携が悪かった」と弁明。
　あわてて、回答をツイッターにUPするが、
「敵基地攻撃能力」賛成だったり、「夫婦別姓」に反対だったり、と自民党・右派のお手本のようなお答え。
　そっか、生稲晃子さん、タカ派だったのか……！
　穏やかで、そんなふうに見えないんだけどなあ……。

　生稲さんの快進撃はさらに続く。

『自分らしく生きられる国へ』を政治スローガンにしているが、『同性婚』には反対。
　同性婚を認めることこそ、人が自分らしく生きられることだと思うが……。

「富裕層への課税強化に賛成ですか。反対ですか」という毎日新聞の質問に対し、『反対』
「所得や資産の多い人に対する課税を強化すべきだ」という朝日新聞の質問に対し、『どちらかと言えば賛成』
　どっちなんだよ！

『ガンから国民を守る』をスローガンにしているが、『全国たばこ販売政治連盟』の組織推薦を受ける。

　そしてコピペ疑惑。
　コロナ対応を問われて、同じ自民党候補の元ビーチバレー選手・朝日健太郎氏と語尾以外同じ。

　

　まあ、自民党の中に回答の文章を作る人がいるんだろうな。
　タレント、スポーツ選手という知名度で候補者になったから、おそらく、このふたり何も考えていない。
　ちなみに朝日健太郎氏、６年間参議院に在籍していたが、質問はゼロだとか……。

　生稲さんの快進撃は続く。

　元SPEEDの今井絵理子氏と共に、音楽業界4団体（日本音楽事業者協会、日本音楽制作者連盟、コンサートプロモーターズ協会、日本音楽出版社協会）から支援を受けるが、会員のミュージシャン、音楽関係者などから「そんなことに賛成していない」と反発。
　まあ、そうなるよね……。
　自民党と言えば、コロナの時、個人事業主に無対応。
　来年からはインボイスを導入しようとしている。
　こんな個人事業主にマイナスしかもたらさない自民党候補に支持を表明するなんて。
　まあ、これは生稲さんの問題ではなくて音楽業界４団体の問題なんですけどね。
　………………………………

　生稲晃子さん、政治家になるというのはこういうことなんです。

　自分の「政治思想」や「無知」をさらさなくてはならない。
　当然、それが批判される。
　無色透明ではいられない。
　この覚悟が生稲さんにあるのか？

　というか、生稲さんって本当に右派なの？
　自分はそう思っていないのに、自民党候補だからという理由で言っているとしたら、それはつらいことだよ。
　もし当選したら三原じゅん子、丸川珠代路線を歩むことになるが、それでいいのかな？
　なんか自民党のおじさんたちに利用されているだけのような気がするが……。

　それから東京都民の皆さん。
「知ってるタレントだから」「イメージが良さそうだから」「自民党だから」という理由で投票するのはやめましょう。
　自分や自分の子供たちの将来を決める一票ですよ。