平成エンタメ研究所

最近は政治ブログのようになって来ました。世を憂う日々。悪くなっていく社会にひと言。

ゲゲゲの女房に見る夫婦円満の秘訣

2010年05月19日 | バラエティ・報道
 NHKの朝の情報番組・あさイチ!に「ゲゲゲの女房」こと、武良布枝さんが出ていた。
 ムラ・ヌノエさんとお読みするらしい。だからドラマの方は、村井布美枝さんなんですね。

 今回の特集は「夫婦円満」の秘訣。
 いろいろな意見が出ていたが、基本は<すべてを肯定すること>なんですね。
 おならやクソの話を喜んでする夫。(価値観の違い)
 売れ残った腐ったバナナを食事にし、バナナの皮も食べられないかと思案する貧乏生活。(金銭問題)
 価値観の違いや金銭問題は離婚の大きな原因であろうが、ゲゲゲの女房はこれを肯定する。
 もちろん、当時の女性の置かれた状況で、他に行き場がなくて、そうするしかなかったということもあるだろう。
 でも布枝さんは、その変人ぶりを含めて夫を肯定していた。
 夫の明るさや飄々としたユーモアのせいで、貧乏生活も何だか楽しいものになっていた。

 番組では<相性>という話題も出ていた。
 おそらく<相性>というのは、相手を肯定できるかどうかということなのだろう。
 おならの話をする夫、バナナの皮が食べられないかと思案する夫。
 これらをプラスにとらえられるかどうか。微笑ましく受け入れられるかどうか。
 微笑ましくプラスにとらえられれば<相性>がいいのだ。
 その<相性>のことを夫の水木しげるさんはVTRの中で『神の采配』と言っていた。
 神の采配によって人と人は結びつくのだと。

 長年連れ添った夫婦。
 ゲゲゲの夫婦を見ていると、夫婦生活とは<面白エピソード>を積み重ねていくことではないかという気がする。
 歳を取って「あの時は貧乏で、バナナの皮をどうやったら食べられるかを考えたなぁ」と笑いあえるような夫婦。
 そんな夫婦生活を送れた人たちは幸せだ。

 話は変わるが、水木しげるさんはVTRのインタビューには出演されていたが、生放送のオンエアには出演されなかった。
 鬼太郎の歌のように「朝は寝床でぐうぐうぐう」と寝ているのが習慣だからだそうだ。
 NHKの全国放送を袖にするとは!
 さすが自由人・水木しげるである。


※追記
 番組で紹介していたその他の夫婦生活円満の秘訣。
・結婚生活で得をしようと思うな。相手に何かを求めるな。
・どうしても腹が立った時はプチ家出を! そうすれば頭が冷やせる。



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2 コメント

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なるほど (Nolly Chang)
2010-05-19 22:50:15
結婚生活ではすべて肯定するというのは、本当ですね~~。
配偶者にぐらい、すべて受け止めてもらいたいという想いはありますね。
結婚生活で得をしようと思うな、は深い言葉ですね。
今週は布美枝と友人が結婚のことを「あたりクジ」「はずれクジ」なんて話してましたけど、そうゆう考え方は違うんでしょうね。どんなクジも当たりにできるし、はずれにもできる。要は自分次第です。
今週はお父さん上京でおもしろそう。
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人生の同行者 (コウジ)
2010-05-20 11:51:27
Nolly Changさん

いつもありがとうございます。
>結婚生活で得をしようと思うな、は深い言葉ですね。
僕もそう思います。
まあ、敢えて結婚生活の<得>と言えば、たとえば茂が「鬼太郎が描けることになったぞ」と言って布美枝に報告でき、喜びを分かち合えるということでしょうか。

そう言えば、番組ではこんなサンテクジュペリの言葉も紹介されていました。
「愛とは見つめ合うことではない。同じ方向を向いて歩くことだ」

困難で長い人生の<同行者>。
そんな存在に妻とか夫がなれたらいいですよね。
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