平成エンタメ研究所

最近は政治ブログのようになって来ました。世を憂う日々。悪くなっていく社会にひと言。

さんまVS茂木健一郎~さんまのまんま

2009年11月18日 | バラエティ・報道
 「さんまのまんま」でさんまさんと脳科学者の茂木健一郎さんのトークを見た。
 さんまさん、お見事!
 茂木さんの学者としての浅さを批判、見事に斬って捨てた。
 まずは茂木さんの「大阪の人間はミナミで酒を飲まない」発言。
 茂木さんは大阪の友人からこのことを聞いて披露したらしいが、さんまさんは「そんなことはない」と否定。
 確かにそういう人もいるかもしれないけど、ミナミで飲む人もいる。
 それが現実だろう(ちょっと考えればわかると思うけど)。
 茂木さんは友人のたったひとつの言葉からしかデータを採っていない。
 科学者ならたくさんの人のデータを採って結論を出すべきなのに。
 これが茂木さんの浅さ。

 こんなやりとりもあった。
 恋愛に関する本を出した茂木さん。
 恋愛に成功するには「出会う人すべてと会話しろ」と言う。
 たとえばコンビニのレジの店員さんに話しかけるとか。
 これに対しさんまさん。
 「それは無理や。日本にはそんな文化はない」
 これもお見事!
 会場の観客もうなずいていたが、見知らぬ人に気安く話しかけるような文化は現在の日本にはない。
 茂木さんは「あくまで科学的な真実」と言い訳していたが、実践もできないような内容を恋愛ノウハウ本として出すのはいかがなものか。
 その本を読んだわけではないので強くは批判できないが、現実にコンビニで気安く話しかけたら逆に引かれてしまうと思う。
 それでは恋愛ノウハウ本としては失格。

 僕は茂木さんのすべてを否定はしないが、わずかなデータから簡単に結論を出したり、現実に根ざしていないノウハウを得意になって披露するのはやめた方がいい。
 テレビや講演、本の執筆に忙しすぎるんではないですか、茂木さん。
 その方がお金になるのでしょうが。
 でも学者はやはり研究でしょう?

 というわけで、さんまVS茂木健一郎の勝負はさんまさんの勝ち。
 さんまさんは現実に生きているのだ。
 真剣に自分の恋愛に悩み、いろいろな人を見ている。
 トーク中にさんまさんはこんなことも言っていた。
 「どうせ死ぬんだから、出来る限りあらゆる経験をして死んでいきたい」
 何という人生に対して貪欲な姿勢!凄みもある。
 僕は「出会う人すべてと会話しろ」というメッセージよりこちらの方が数倍すごいと思う。



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