産経新聞などに掲載された櫻井よしこ氏の意見広告が話題になっている。
「日本の魚を食べて中国に勝とう」
櫻井さん、頼むからナショナリズムを煽らないでくれよ。
「日本の魚を食べて日本の水産業を応援しよう」でいいじゃないか?
それがどうして「中国に勝とう」になるんだ?
まあ、向こうも、反日で国内の不満を逸らそうという意図があるんだろうけど、
こちらまで煽ったら、いつまで経っても関係は改善しない。
こうしたナショナリズムの行き着く先は戦争だ。
櫻井よしこは中国と戦争をしたいのかね?
ていうか、どうせ櫻井氏は戦場に行かない。
安全な所で勇ましい言葉を言うだけ。
勘弁してくれよ。
………………………………………………………
この件、僕の書いたことが一般的かと思っていたらそうでもないらしい。
ブラウザーbingのニュースに僕と同じ意見を表明した江川紹子さんの記事がUPされているのだが、
イイネ数が236、そうでない数が863件で、コメントのほとんどが江川批判で終始している(16時30分現在)。
まあ、こんな書き込みをしているのはネトウヨさんだと思いたいが、
はあ……また憂鬱が襲って来た。
この国は行く所まで行く気がする。
一般の方には『中国と戦おう』に違和感を持ってほしい。
「日本の魚を食べて中国に勝とう」
櫻井さん、頼むからナショナリズムを煽らないでくれよ。
「日本の魚を食べて日本の水産業を応援しよう」でいいじゃないか?
それがどうして「中国に勝とう」になるんだ?
まあ、向こうも、反日で国内の不満を逸らそうという意図があるんだろうけど、
こちらまで煽ったら、いつまで経っても関係は改善しない。
こうしたナショナリズムの行き着く先は戦争だ。
櫻井よしこは中国と戦争をしたいのかね?
ていうか、どうせ櫻井氏は戦場に行かない。
安全な所で勇ましい言葉を言うだけ。
勘弁してくれよ。
………………………………………………………
この件、僕の書いたことが一般的かと思っていたらそうでもないらしい。
ブラウザーbingのニュースに僕と同じ意見を表明した江川紹子さんの記事がUPされているのだが、
イイネ数が236、そうでない数が863件で、コメントのほとんどが江川批判で終始している(16時30分現在)。
まあ、こんな書き込みをしているのはネトウヨさんだと思いたいが、
はあ……また憂鬱が襲って来た。
この国は行く所まで行く気がする。
一般の方には『中国と戦おう』に違和感を持ってほしい。
冷静に考えれば、勝ち負けの問題じゃないんですけどね。
それに、そもそも…
「食糧自給率低いのに、そんなにいっぱい中国に輸出していたの?」
という疑問もあります。
農業も漁業も商売なので、儲けのためには仕方ない部分もあるんですが、国内には「こども食堂」があるのに、高価な食品をせっせと輸出しているわけです。
こういった視点で考えるマスコミさんがほとんどいないことに、静かに絶望しています。
いつもありがとうございます。
>勝ち負けの問題じゃないんですけどね。
ブログ本文でも書きましたが、メッセージは「中国に勝とう」ではなくて「日本の水産業を応援しよう」でいいんですよね。
報道に拠ると、政府は中国輸出用の魚を、学校(給食)と自衛隊で使おうとしているとか。
学校給食使用に関しては反対する親御さんはいるでしょうね。
「食糧自給率」と「子供食堂」
問題はいろいろあるのに日本政府は何をしているんでしょうね。
汚染水はタンクを増設して貯めておけばいいのに(土地はまだある・その間に核種の半減期が来る・その間にALPSを改良する)、わざわざ放出して火種をつくり、そのために対策費で税金を投入することに。
日本政府は何をしているんでしょうね。
記事の作成お疲れ様です
ま、櫻井よしこと言えば極右ですから中国に勝とう になりますわね。こんな方が
いるんですから改善も何もないのでしょう… おっしゃる通り此の方 勇ましい事
発言するだけで戦わず安全な所にいるだけ。
ネトウヨは勢いを増すでしょうねぇ ここぞとばかりに
アホウヨですから
日本の水産物を輸入禁止した為に漁業関係者のダメージは大きい訳ですから
他国への働きかけですが如何ですかね? 中国のようには行かないでしょ‥
此の儘 水産物輸出が大幅減となれば政府は補償しなければ為らないと思います。
何か基金とか言ってますけど…
いつもありがとうございます。
>他国への働きかけですが如何ですかね? 中国のようには行かない
おっしゃるとおりですね。
それができるのなら、漁業関係者の方はとっくにやっています。
買ってくれたとしても、足もとを見られて安く買いたたかれるでしょうし。
政府がやるべきは対話。
でも岸田首相は中国の首相と軽く立ち話をしただけ。
僕が怖れるのは、こうした櫻井よしこ的言論が多数派になること。
推定10万人と言われるネトウヨさん界隈で盛り上がる分には問題ないんですけどね。
まあ、その10万人が指数関数的に増えていけば短時間で多数派になってしまうのですが……。
そして憲法9条。
アホが「中国はけしからん。戦争するぞ」と叫んでも、9条があるため自衛の戦争以外はできません。
9条はアホに戦争させない歯止めなんですよね。
ネット愛国者系の人って、レッテル貼りが大好きなんですよね。
意見が違う相手を「反日」「売国」と否定しておけば、日本の正義は守られると思っているようなふしがあって、それが正義だと思っています。
ただ、そうやって「違う意見」をレッテル貼りで否定していくと、反論も議論もなくなり、しまいには民主主義社会でもなくなり、西側社会の一員たる資格すらなくなるのですが、ネット愛国者で、そのあたりの想像力が働く人は、なぜか少ないわけです。
「処理水放出に反対するヤツは中国のスパイで反日で売国だ!」といったレッテル貼りが普通になったら、科学的な議論もできなくなって、理系振興や科学技術立国どころではなくなります。
今回、中国の主張(イチャモンの要素があることも否定はしませんが)に、本当に科学的に反論できるかどうかで、日本の将来が決まるでしょう。
「IAEAが科学的にOKと言ってるから科学的だ!」というのでは、さっぱり科学的ではないんです。
太平洋戦争中の言葉で言えば「非国民」ですよね。
あるいは標語。
『嬉しいな 僕の貯金が 弾になる』
『働いて堪えて笑ってご奉公』
『節米は毎日出来るご奉公』
『ちょっと一杯 いや待て債権』~御国のために軍事国債を買おう。
『デマはつきもの みな聞き流せ』
『米英を消して明るい世界地図』
日本の心象は78年前と変わっていないのかもしれません。
状況が変われば、すぐに上の心象に戻ってしまう気がします。
中国との戦いに勝つのだ!
こういったスローガンが流行るようになると「そもそもあの水って本当に大丈夫なのかい?」といった素朴な疑問を口にすることも許されなくなるでしょう。
そうなると、自由な言論や議論に基づく民主主義からは遠ざかり、西側社会からは「変な国ニッポン」と見られて、距離を置かれるかもしれません。
そのとき、日本はどうなるんでしょうね。
「西側民主主義社会の一員」という寄る辺を失うわけですが、そうなると、ただのアジアの小国ですからね。
戦前の日本は、ある時期から急に「アジアの盟主」的なことを言い始めて「日本がアジアを領導するのだ」といった、妙な大アジア主義を奉じるようになったわけですが、その時期は「第一次大戦後にヨーロッパ外交界にデビューしたものの、有色人種だと見下されたことが原因だった」とする説もあります。
似たような「大日本主義」を繰り返しそうで、ちょっと怖いです。
「変な国ニッポン」
たとえばジャーニーズの性加害についても海外と日本の受け止めは違うみたいですしね。
LGBTに関する考え方もそうで、櫻井よしこ氏や日本会議の発想は「戦前」で、自民党の発想は「昭和」で止まっている気がします。
「大日本主義」
ネトウヨさんたちが「日本スゴイ」にこだわるのは、中国に抜かれ、韓国、台湾、インド、ベトナムなどに抜かれるかもしれないという不安の裏返しなんですよね。
おっしゃるとおり、こうした鬱屈したエネルギーはどこに向かうのでしょう?
かつて司馬遼太郎は太平洋戦争の苦い体験から「日本はアジアの東の端でポツンと存在しているくらいがいい。世界の中心になろうとすると失敗する」と語りましたが、基本、日本って村社会・仲間内で完結している内向き社会なんですよね。
一部には戦争中の過ちを認めない人達がいますし、それが捏造だという人もいる。
これは世界では通用しない村社会の発想です。
国内で言っている分はいいのですが、海外で言えば袋叩きに遭うでしょう。
現在はアメリカの言うとおりにしているので西側っぽい立ち位置にいるのですが、アメリカを離れて自己主張を始めると、たちまち孤立の道を歩むような気がします。
>有色人種だと見下されたことが原因だった
おそらくそうなんでしょうね。
白人社会の盟主であるアメリカと有色人種の代表である日本が最終戦争をおこなうという石原莞爾の「最終戦争論」、「大アジア主義」なんかは、白人コンプレックスの裏返しのような気がします。
60年代、70年代にはこれらの国々を「第三世界」という表現もありましたが、なぜ今回この言葉に言い換えているのか、詳しいことは分かりませんが。
NHKなども、最初は「国際社会はこぞってロシアを非難」と言っていましたが、だんだんグローバルサウスの存在に気がついて、しきりに「西側国際社会は、グローバル社会にも支持を訴え」といった調子に変わってきました。
グローバルサウスの立場からすれば「過去数百年の西洋社会は、自由だ民主主義だと言いつつ、有色人種には自由も民主主義も民族自決も認めず、植民地支配をしてきたではないか、今さら自由や民主主義を言う資格があるのか。反省してほしい」ということらしいです。
ロシアにしてもヨーロッパの東の果てで、政教分離が不十分な正教会社会として西欧からは見下されていた過去がありました。グローバルサウスの気持ちが分かる、ということなんですね。
ここで微妙なのは日本です。
第一次大戦後の西欧社会からは「有色人種のくせに」と見下されて鬱屈したわけですが、他のアジア人は、見下していたわけです。表向きは白人社会からのアジアの開放を言いながら、西欧人と同じように植民地支配で経済利益を得ようとしたわけです。
つまり、今日本がすべきなのは、こういったグローバルサウスからの問いかけにキチンと答えて、自分たちの過去の行いについて説明することなんですね。
ここをキチンと答えられないと、地球上のどこにも居場所がない完全孤立の危険性にあるわけです。
この危険性を指摘するマスコミさんって、いままでほとんど見たことがないんですが、かなりヤバいですよ。
日本はひたすらアメリカ追随ですからね。
それば安倍首相、岸田首相でより顕著になりました。
ロシアのプーチンはアメリカ追随の日本の奇妙さを語っていますが、グローバルサウスの国々も心の中ではそう思っているかもしれません。
典型的な日本人が安倍晋三氏でしたね。
オバマにへつらい、トランプにへつらい、プーチンにへつらい、それでいて習近平、文在寅とはとは距離を置いて。
安倍氏は八方美人でしたが、こういう人は信用されないんですよね。
その結果が国葬での各国首脳の少なさ。
メディアはグローバルサウスの主張を積極的に伝えませんよね。
僕はグローバルサウスの主張について十分に理解していないので調べてみます。