70年代のフォークソングには物語があった。
たとえば『岬めぐり』(山本コータローとウィークエンド)。
好きな人と別れた主人公が岬めぐりのバス旅行をする。
そのバス旅行は好きな人といっしょに行こうと約束していたもの。
しかし、好きな人はもういない。
バスの窓から見える景色を見て主人公はひとり感傷に浸る。
歌詞がここで終わってしまったら、普通の曲になってしまうのだが、
ラストの1節で世界がガラリと変わる。
♪ 哀しみ深く胸に沈めたら、この旅終えて街に帰ろう ♪
ここで主人公は『再生』する。
新しい人生を生きていこうと決心する。
それはちょっと哀しい希望……。
哀しみを少し乗り越えた穏やかな世界……。
文学ですね。
良質な短編小説を読んでいるような感じだ。
というか、わずかこれだけで『感傷と再生の物語』を紡いでしまうこの曲はすごい。
音楽おそるべし!
曲も全体的に哀しいんだけど、どこか明るい。
イントロのリコーダーの音が効いている。
動画はこちら
「岬めぐり」山本コータローとウィークエンド(YouTube)
※広瀬すずさんヴァージョンです!
たとえば『岬めぐり』(山本コータローとウィークエンド)。
好きな人と別れた主人公が岬めぐりのバス旅行をする。
そのバス旅行は好きな人といっしょに行こうと約束していたもの。
しかし、好きな人はもういない。
バスの窓から見える景色を見て主人公はひとり感傷に浸る。
歌詞がここで終わってしまったら、普通の曲になってしまうのだが、
ラストの1節で世界がガラリと変わる。
♪ 哀しみ深く胸に沈めたら、この旅終えて街に帰ろう ♪
ここで主人公は『再生』する。
新しい人生を生きていこうと決心する。
それはちょっと哀しい希望……。
哀しみを少し乗り越えた穏やかな世界……。
文学ですね。
良質な短編小説を読んでいるような感じだ。
というか、わずかこれだけで『感傷と再生の物語』を紡いでしまうこの曲はすごい。
音楽おそるべし!
曲も全体的に哀しいんだけど、どこか明るい。
イントロのリコーダーの音が効いている。
動画はこちら
「岬めぐり」山本コータローとウィークエンド(YouTube)
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