平成エンタメ研究所

最近は政治ブログのようになって来ました。世を憂う日々。悪くなっていく社会にひと言。

文科大臣・萩生田光一の『身の丈』発言は上級国民の本音だろうな。格差ではなく階級固定化が進んでいる

2019年10月29日 | 事件・出来事
 大学入試における英語の民間試験導入。
 この新しい試験制度、どうも筋が良くない。

 受験生は英検、TOEFL、TEAP、TEAP・CBT、GTEC、ケンブリッジ英検、IELTSの7つの民間試験のうち、ふたつを選択して受けなければならないのだが、
①受験料が二重三重にかかる。英検/5800円~9800円、GTEC/6820円
②試験会場にたびたび足を運ぶ交通費もバカにならない。
 離島や地方の学生は負担が大きい。
③入試前にこれらの試験を受けて予行演習ができる。
④異なる種類の7つの民間試験の結果を大学側はどう評価するのか?
 といった問題がある。

 よくもまあ、こんな問題だらけの制度を推進してるな。
 世論調査によると、大学・高校の8割、9割が疑問視しているらしい。
 これは立ち止まって考え直すべきではないのか?
 でも一度決めたら、どんなに問題が指摘されていても後戻りはできないってか?
 太平洋戦争のインパール作戦と同じじゃないか。

 ちなみに民間英語試験の代名詞であるTOEICは、システム上の問題から参加しないことを今年7月に発表した。
 TOEICが参加しない英語試験って……?
 GTECはベネッセが運営する試験だけど、儲かりそうだね?
 ………………

 この件について萩生田文科大臣はBSのテレビ番組でこう発言。

「裕福な家庭の子どもが回数を受けてウォーミングアップできるというようなことがあるかもしれないが、自分の身の丈に合わせて2回をきちんと選んで頑張ってもらえれば」

『自分の身の丈に合わせて』
 はい、出ました、本音!
 いろいろ弁解しているようだが、要するに、
『裕福な家庭の子が有利になるのは仕方ない』ってことだろう?

 確かに現実は、家庭教師をつけたり高額の予備校に通えたりと裕福な家庭の子が有利なんだけど、これを文科大臣が口にしてはいけないし、受験制度で『金持ち有利』を推進したらダメだ。
 ていうか、不公平を是正するのが文科省の仕事。

 萩生田は八王子の成金の息子らしいが、一応、上級国民に属するのかね?
『身の丈』発言には上級国民の本音が見え隠れしている。
「貧乏人は麦を食え」
「パンがなければケーキを食べればいいじゃない」
 これを許したら、上級はますますつけあがるぞ。

『格差社会』が叫ばれて久しいが、今は『階級固定化』の段階に入っているのかもしれない。


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2 コメント

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安倍内閣の閣僚はバカばかり (コウジ)
2019-10-30 10:21:25
半沢さん

いつもありがとうございます。

安倍一味が意図的かどうかはわかりませんが、庶民の感覚はわかっていないんでしょうね。
安倍などは「主婦がパートで25万稼げる」と思ってるくらいですから。

今回の萩生田発言のベースには
「家庭教師でも予備校でも通える人とそうでない人がいるように、試験の予行演習をできる人とできない人がいてもしょうがない」
という意識があるんですよね。
確かに現実はそうなんですけど、ブログ本文にも書いたとおり、これを文科大臣が「仕方ない」と言ってしまったり、文科省が是正しようとしないのが間違っている。
萩生田は文科大臣がどういうものであるかを理解できていないんですよね。

基本的に安倍内閣の閣僚はバカばかりです。
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お金持ちを優遇すると特をするからかな・・ (半沢)
2019-10-30 01:35:11
コウジさん 今晩は。

記事の作成、編集、お疲れ様です。

おっしゃる通り 本音が出ましたね。
安倍政権特有の 富裕層、上級国民優遇政策
しかし 何でもかんでもお金持ちを有利にしたいのでしょうかね? 安倍一味って言うのは
一般庶民を 苛めて 何企んでいるのか?
其れとも 愉しんでいるのか?
ふざけた奴らです、まったく
昨日も 河野太郎が問題発言しましたね。 大臣になってから台風3回来た、なんて・・・
台風被害者を冒涜してます。 発言して良い事と悪い事の判別が出来無いようです。

菅原一秀、萩生田光一、河野太郎、碌な奴らじゃありません
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