平成エンタメ研究所

最近は政治ブログのようになって来ました。世を憂う日々。悪くなっていく社会にひと言。

ゼレンスキー演説に対する日本の反応~安倍晋三は相変わらずの安倍クォリティ!

2022年03月25日 | 事件・出来事
 昨日のウクライナ・ゼレンスキー大統領の国会演説。
 日本のナショナリズムに訴えず、抑制の利いた内容でよかった。
「日露戦争」「広島・長崎」は日本のナショナリズムだけでなく、ロシアやアメリカも刺激するしね。
 それでいて「原発事故(チェルノブイリ)」「サリン」「津波」という日本人の心に響く言葉をさりげなく入れている。
 練りに練られた演説の文章だと思う。

 一方、これに対する日本の反応。

 まず演説後の国会議員の「スタンディングオベーション」はプログラムに組み込まれていた。
 当日の式次第をフジテレビがテロップで流してしまった。

 

「スタンディングオベーション」って自然に巻き起こるものじゃないの?

 山東昭子参議院議長はゼレンスキー氏の演説を受け、日本の国会を代表してこう発言。
「多くの人々が命を顧みずに祖国のために戦っている姿を拝見し、その勇気に感動している」

 反応がこれかよ?
 語るべきは「日本は停戦に向けて努力する。国際社会に訴え続ける」だろう?
 これがあの演説に対する正しい反応だ。
 やばいな、この人。
 さすが日本会議系の国会議員。戦前回帰の亡霊。
 仮に日本有事になった時、こういう人は「国のために命を顧みず戦え」と言い出すぞ。
 自分は安全な所にいて。
 戦争を回避できなかった政治家としての自分の無能を棚に上げて。
 そもそもウクライナの人たちの大半は戦禍に苦しんでいる。
 その苦しみに思いを馳せるのが、成熟した人間のおこないだろう。
 なのに参議院議長ともあろう人が
「多くの人々が命を顧みずに祖国のために戦っている姿を拝見し、その勇気に感動している」
 ………………………

 安倍晋三も相変わらず。
「改めて私たち日本はウクライナ国民とともにある。武力による侵略、武力による一方的な現状変更の試みは断固として許さないという決意をするとともに表明したい」

 おいおい、27回もプーチンと会談したのはどこへ行ったんだ?
「ウラジーミル。君と僕は、同じ未来を見ている。行きましょう。ロシアの若人のために。そして、日本の未来を担う人々のために。ゴールまで、ウラジーミル、2人の力で、駆けて、駆け、駆け抜けようではありませんか」
 と言ったのはどうした?
 こんなことも言っていた。
「ただ信じる。これがロシアとの付き合い方だ」

 相変わらずの安倍クォリティである。
 この人、絶対に信用されないよな。
 状況が変われば風見鶏のようにクルクル変わる。
 まだロシア擁護の鈴木宗男の方が一貫していて、すがすがしい。

 普通の人間の感覚なら、過去の自分の発言を恥じて、沈黙するのが妥当だろう。
 実際プーチンと親しい森喜朗や柔道の山下泰裕氏は沈黙してないか?
 それに「私たち日本」って、いつから安倍晋三が日本の代表になったんだ?
 本当に言葉が軽い。

 こんな人物が8年(第1次も入れれば10年)近くも首相をやっていたんだから、日本は衰退するよな。
 何しろ口だけなんだから。
 経済成長、拉致問題、北方領土問題、なにひとつ進展せずに終わった。
 おまけにコロナ禍で苦しくなると、病気を理由に政権を投げ出した。
 しかも投げ出したのは2回!
 普通の感覚なら恥ずかしくてオモテに出てこられないんだけどなあ?

 無恥と無知は無敵である。
 ………………………………

 以下はネット掲示板の反応

・何言ってんだこいつ

・とりあえずこいつの言葉になんの意味もないのはわかる

・またええかっこししたいんか?

・なんなんだこのコウモリ野郎は

・お前の舌は何枚あるんだよ

・こいつはいつも口だけ
 この発言を安倍信者はどう思ってるんだろうか

・思想云々の前に、人としてどうなのよ
 今だ支持している人、会ったこともなければ話をしたこともないのに
 よく信じているなあ・・

・安倍ちゃん大好き
 ほんと期待を外さない

・グダグダ言ってねえでロシアに行ってこい。

・ウクライナ侵攻について日本で一番関わっててはいけない人物
 という自覚が本人にはない

・安倍さん、スピーチライター交代した方がいいよ
 ゼレンスキーさんとの落差が、ちょっとシャレになってないです

・安倍ちゃんがプーチンに捧げたトンデモポエムは何度見ても笑えるな
 あれ考えた安倍の側近はなかなかお笑いセンスがあるな

・万が一の為のロシアへのパイプ役が消えたw
 余計なことしてるなぁ

・自衛隊出せないのに台湾に無駄に期待させたりとか
 保守派全員で責任取って台湾に移住して義勇兵として戦えばいいのに


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4 コメント

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垣間見える姿 (コウジ)
2022-03-26 09:05:47
半沢さん

ウクライナ侵攻で、政治家のさまざまな顔が見えてきましたね。
安倍晋三は「口だけ」
山東昭子は「戦前回帰」「国民より国家」
まあ、以前からわかっていたことではありますが。

今は政治家ではありませんが、橋下徹の「即降伏論」は意外でした。
今後もいろいろな人物の発言に注目していきたいと思っています。
返信する
お金のかからない戦い方 (コウジ)
2022-03-26 08:59:57
象が転んださん

いつもありがとうございます。

フランスでの演説ではルノーにも言及して、ルノーは即日ロシアからの撤退を表明しましたね。

ゼレンスキー氏のオンラインの演説はほとんどお金のかからない戦い方。
戦闘機をたくさん持っていれば強いという時代ではないんですよね。
今の自民党の「軍備増強論」は本当に時代遅れです。
返信する
核に強い警戒感 (半沢)
2022-03-26 01:25:18
コウジさん今晩は
記事の作成お疲れ様です

安倍晋三の厚顔無恥ぶりには辟易しますね。プーチンに対して発言してきた事を
棚に上げて 今度は風見鶏三昧‥
ま、参議院議長の発言は如何にも日本会議右翼系ですね。先の大戦に依る日本の
侵略戦争を美化し正当化している訳ですから何と最早と言った感じ…
まあゼレンスキー大統領の演説はロシアへの経済制裁の継続、復興支援
大量破壊兵器の危機感など様々でしたが日本もウクライナを支えなければ為りませんね。
返信する
Unknown (象が転んだ)
2022-03-25 13:59:02
先が全く見えない戦時なのに、ゼレンスキーの世界各国で演説する姿には敬服します。
日本の演説の翌日はフランスで、過去の歴史とJPベルモンドをテーマにしてました。
実に、懐が深く柔軟で多様性に富んだ演説です。

ユダヤ系とあってホント頭がいい。私も一本取られました。
プーチンと比べてずっと若く、勢いと体力に勝るゼレンスキーに栄光あれですね。
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