今回は面白かった!
これくらいのノリがいいな。
瀬名奪還作戦。
軍師・本多正信(松山ケンイチ)登場!
しかし、周囲からは散々な言われよう。
「偽本多」「本多の恥」「イカサマ師」「三河侍の恥」笑
正信はいくさで戦うのが嫌いらしい。
いくさがあると理由をつけて逃げる。
そして服部半蔵(山田孝之)登場!
服部党はすっかり落ちぶれて極貧生活。
そんな半蔵に正信は銭をちらつかせて瀬名奪還の協力を仰ぐが、
半蔵は自分は武士で、銭で動く忍びが嫌いな様子。
それでも正信に求められて在野の服部党28人を集める。
ワオーーーッ! ウオーーーッ! 獣のような服部党!
それぞれの呼び名も「大小鼠」「穴熊」。
困難なミッションに対し、大小鼠と穴熊はこう語る。
「俺は出来るか出来ねえかは考えません。やれと言われればやるだけで」
「俺は銭さえもらえれば」
いいぞ、いいぞ、この感じ!
コミック、アニメテイストだが、そういう作品として見れば悪くない。
ここで皆から「恥」「イカサマ師」「騙り」と言われている正信と半蔵が
瀬名(有村架純)を見事に奪還できたらドラマとしてスッキリする。
だが、今回はおあずけ。
計略がばれて、服部党は鵜殿長照(野間口徹)に返り討ちにされた。
瀬名の母・巴(真矢ミキ)が長照の妹娘・田鶴(関水渚)しゃべってしまったのだ。
巴はお別れを言うつもりだったらしい。
おそらく今川を捨てて三河に行くことに心の整理ができていなかったのだろう。
結果、瀬名の関口家は死罪に。
この件を内偵していた田鶴はつらい立場だ。
田鶴は完全にスパイになり切っていないから、自分の行動がもたらした結果にがく然としている。
友の瀬名が本心を打ち明けてくれなかったことを寂しく思っているかもしれない。
まあ、最初に裏切ったのは田鶴なのだが。
次回以降、田鶴のドラマが見られそう。
今回は山あり谷ありの展開だった。
今回のラストで谷底まで突き落されたから、次回「続・瀬名奪還作戦」は大いに盛り上がるだろう。
元康を演じる松本潤さんと正信を演じる松山ケンイチさんの演技対決も面白かった。
これは主観だが、松山ケンイチさんの正信は完全に主役を食っていた。
目つき、動作がまったく違う。
まあ、元康はまだ若くて未熟な武将だし、今回出番も少なかったから仕方ないのだが。
松本潤さんも敢えて線の細い元康を演じているのだろう。
それでも、この元康のシーンはよかった。
どうせ正信たちは失敗するだろうと笑う家臣に、
「命がけで働いている者を笑うな!」
最後は服部党。
大小鼠は死ぬ時、こんなことを言った。
「どうぞやり遂げて銭をたんともらって下さい」
伏線回収である。
半蔵は今後、働いて銭をもらうことに違和感を持たないだろう。
これくらいのノリがいいな。
瀬名奪還作戦。
軍師・本多正信(松山ケンイチ)登場!
しかし、周囲からは散々な言われよう。
「偽本多」「本多の恥」「イカサマ師」「三河侍の恥」笑
正信はいくさで戦うのが嫌いらしい。
いくさがあると理由をつけて逃げる。
そして服部半蔵(山田孝之)登場!
服部党はすっかり落ちぶれて極貧生活。
そんな半蔵に正信は銭をちらつかせて瀬名奪還の協力を仰ぐが、
半蔵は自分は武士で、銭で動く忍びが嫌いな様子。
それでも正信に求められて在野の服部党28人を集める。
ワオーーーッ! ウオーーーッ! 獣のような服部党!
それぞれの呼び名も「大
困難なミッションに対し、大
「俺は出来るか出来ねえかは考えません。やれと言われればやるだけで」
「俺は銭さえもらえれば」
いいぞ、いいぞ、この感じ!
コミック、アニメテイストだが、そういう作品として見れば悪くない。
ここで皆から「恥」「イカサマ師」「騙り」と言われている正信と半蔵が
瀬名(有村架純)を見事に奪還できたらドラマとしてスッキリする。
だが、今回はおあずけ。
計略がばれて、服部党は鵜殿長照(野間口徹)に返り討ちにされた。
瀬名の母・巴(真矢ミキ)が長照の妹
巴はお別れを言うつもりだったらしい。
おそらく今川を捨てて三河に行くことに心の整理ができていなかったのだろう。
結果、瀬名の関口家は死罪に。
この件を内偵していた田鶴はつらい立場だ。
田鶴は完全にスパイになり切っていないから、自分の行動がもたらした結果にがく然としている。
友の瀬名が本心を打ち明けてくれなかったことを寂しく思っているかもしれない。
まあ、最初に裏切ったのは田鶴なのだが。
次回以降、田鶴のドラマが見られそう。
今回は山あり谷ありの展開だった。
今回のラストで谷底まで突き落されたから、次回「続・瀬名奪還作戦」は大いに盛り上がるだろう。
元康を演じる松本潤さんと正信を演じる松山ケンイチさんの演技対決も面白かった。
これは主観だが、松山ケンイチさんの正信は完全に主役を食っていた。
目つき、動作がまったく違う。
まあ、元康はまだ若くて未熟な武将だし、今回出番も少なかったから仕方ないのだが。
松本潤さんも敢えて線の細い元康を演じているのだろう。
それでも、この元康のシーンはよかった。
どうせ正信たちは失敗するだろうと笑う家臣に、
「命がけで働いている者を笑うな!」
最後は服部党。
大
「どうぞやり遂げて銭をたんともらって下さい」
伏線回収である。
半蔵は今後、働いて銭をもらうことに違和感を持たないだろう。
元康は彼らにミッションを課するだけの、物語のいわば「額縁」的な位置づけ。
しかしながら、本作の半蔵は元康とはいわば「相似形」の人物造形。
ナレーターが空々しく「神君」と持ち上げる家康(元康)の実像は「弱虫、泣き虫、鼻水垂れ」だったのと同様、かの「服部半蔵正成」もまた「忍びが嫌い」で手裏剣一つまともに投げることもできない。
元康が当主に生まれてきた行きがかり上、なかば嫌々ながら松平家を背負いはじめたのと同様に、半蔵もまた頭領に生まれてきた行きがかり上、なかば嫌々ながら服部党を背負わなければならなくなった。
ゆえに今回の本当のタイトルは「どうする半蔵」?
>今回のラストで谷底まで突き落されたから、次回「続・瀬名奪還作戦」は大いに盛り上がるだろう。
そうあって欲しいものです。
実際、予告編では鵜殿の息子たちと瀬名との人質交換の場面が映っていましたので、服部党の作戦は成功するのでしょう。
しかし、だとすると、
>次回以降、田鶴のドラマが見られそう。
服部党のリベンジは、もろに田鶴の身に降り掛かってくることでしょう。
兄(父ではないようです)長照は討ち取られ、甥たちは捕らえられて人質交換の材料となるようですので。
田鶴は今後も存在感を示し続けるキャラのようですので、たしかに彼女のドラマは色々と展開することになりそうです。
本多正信と服部半蔵ならば、もっと切れ者コンビにすべきと思いますが、脚本の人がリーガルハイですからダメ人間の成長とも解釈できます。
正信も半蔵も最初から凄いわけでないし、今回の失敗が成長の糧になるんでしょう。
この二人のやり取りは面白いですな。
正信と半蔵が失敗すると思い込んで、酒の肴に馬鹿にする彦(鳥居元忠)と七(平岩親吉)をみて、元康が怒鳴りつけるシーン、少しだけ元康が殿様らしくなりましたね。
家康も何度も死地を渡って来て成長が見えます。
どうする家康って、何気に戦国時代の厳しい一面が垣間見えますね。
平八郎が戦死したと思われた場所で、落武者狩りをしていた農民たちがうようよいましたし、服部党が解散状態なのにスキルが鈍ってなかったのも合戦を利用して火事場泥棒をしてるとか、本当にあり得る話で納得です。
私的には十分見る価値はあります。
いつもありがとうございます。
>ゆえに今回の本当のタイトルは「どうする半蔵」?
確かに今回「武士か? 忍びか?」で迷っていましたね。
正信の松山ケンイチさんもそうですが、山田孝之さんの半蔵もなかなかいい味を出しています。
さすが『全裸監督』!
田鶴は長照の妹なんですね。
そして長照は討ち取られる……。
となると、田鶴も心に引っ掛かるものが出て来そうですね。
戦争はやはり憎しみや怒りしか生まない……。
僕は今作を痛快な娯楽作品にしてほしいと思っているので、あまりドロドロにしてほしくないんですよね。
いつもありがとうございます。
過去の大河で本多正信は描かれて来ましたが、服部半蔵が描かれるのはめずらしいですね。
そして、これが特定の人物を扱うことの楽しさ。
今まで大久保忠吉、水野元信、久松長家とかは知りませんでしたし。
劇画『半蔵の門』に拠ると、服部半蔵は、今まで個人の技で戦っていた忍者を「組織的に戦う集団」に変えるようです。
本作でもそうなりそうですね。
馬鹿にしていたのは鳥居元忠と平岩親吉だったんですね。
さすがロギーさん、しっかり把握していらっしゃる!
落ち武者狩り、火事場泥棒で生きていく人達。
確かにこれらを描いたことは新しいですね。
これからどんな戦国時代の風景を見せてくれるのか?
僕もだんだん楽しくなって来ました。